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Windows 10の1周年記念アップデートを8月2日に入手できる人とできない人鈴木淳也の「Windowsフロントライン」(2/2 ページ)

» 2016年07月26日 15時30分 公開
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最終リリースの助走期間に入ったAnniversary Update

 前回、「Windows 10 Insider PreviewのBuild 14393は実質的なRTMに相当するのではないか」というMicrosoft関係者の話を紹介した。実際、米国時間で7月17日に「Build 14393」が提供され、翌日にその改良版となるマイナーアップデートのBuild 14393が社内の開発者向けに配られた後、ビルド番号の更新は止まった状態だ。

 一方で、このマイナーアップデートは、Build 14393の提供以降も続いており、現在ではFast Ringのユーザーに対して「Build 14393.3」が提供されている。ビルド番号の末尾に付与される番号は、いわゆる「Cumulative Update(累積的な更新プログラム)」と呼ばれるもので、既存バージョンのバグ修正やセキュリティ対策が主な変更点となる。既にBuild 14393を導入しているユーザーに対して、その差分をアップデートとして提供する仕組みだ。

 Windows 10(PC版)とWindows 10 Mobileともに、システムの情報欄で「Build 14393.3」というバージョン番号を直に確認可能だ。PC版の場合はWindows 10 Insider Previewとしてではなく、「KB3176925」というアップデートとしてWindows Update上でインストール状況が確認できるので、チェックしてみるといいだろう。

Build 14393.3 Windows Insider ProgramのFast Ringユーザーなど、現在Windows 10 Insider PreviewのBuild 14393を導入している場合には、「KB3176925」という累積的な更新プログラムが利用できる
Build 14393.3 これを適用すると「Build 14393.3」という「0.3」のマイナーバージョンのついた状態になる
Build 14393.3 Windows 10 Mobileの場合も同様に「Build 14393.3」という表記になった

 さて、このマイナーアップデートだが、8月2日を前にもう1回行われるとみられる。以前紹介した開発中のWindowsビルドが確認できるBuildFeedのサイトに「Build 14393.5」が出現しており、7月25日の週にはCumulative Updateとして配信されそうだ。

 8月2日以降に一般提供されるAnniversary Updateがこのマイナーアップデート済みのバージョンかどうかは不明だが、最終リリースの助走期間に入ったのは間違いない。


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