PC USER Pro

Skylake搭載PCのWindows 7/8.1サポート期間短縮はなかったことに鈴木淳也の「Windowsフロントライン」

» 2016年08月15日 14時00分 公開
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 新型PCにおけるWindows 7/8.1のサポート期限が二転三転している。米Microsoftは8月11日(現地時間)、「Windows 10でサポートされるプロセッサ」に関するポリシー変更を発表した。これにはWindows 7/8.1を新型PCで利用しているユーザーに関係した大きな変更が含まれている。

 2016年1月にレポートした通り、Microsoftは新世代プロセッサにおけるサポート対象OSをWindows 10に限定し、Windows 7/8.1など旧世代OSのサポートは行わないという計画を立てている。その対象は、主に2016年以降リリースされる予定のIntel、AMD、Qualcommの次期プロセッサだ。

 一方、端境期である2015年後半に登場したIntelのSkylake(開発コード名)こと第6世代Coreプロセッサについては、当初「Windows 7/8.1をサポートするのは2017年7月17日まで」という限定条件が付与された。つまり、2017年7月17日を過ぎると、Skylake搭載PCはWindows 10しかサポートされなくなってしまう。既存のPCは、Windows 7が2020年1月14日まで、Windows 8.1が2023年1月10日までサポートされるにもかかわらずだ。

Intelの第6世代Coreプロセッサ(開発コード名:Skylake)。Windows 7/8.1のサポート期間が、既存の他プロセッサより短く設定され物議をかもしていた

 この件についてMicrosoftは「Windows 7は既に10年前に設計されたOSであり、必ずしも現在の最新ハードウェア環境にマッチしていない。デバイスドライバを含めて(Microsoftを含む)各社が個別対応でWindows 7サポートを行っている状態であり、ユーザーにとってもベストの体験ではない」と説明しており、「最新のハードウェアには最新のソフトウェアで」という考えから、サポートポリシーの変更に至ったと説明していた。

 当然ながらこの発表は、ユーザーやOEMメーカーを含めて大きな反響があり、特にSkylake搭載PCを販売するPCメーカーや、社用PCでOSをWindows 7/8.1にダウングレードして利用している企業ユーザーの間では非常に大きな問題となった。Microsoftはこの声に反応し、すぐにサポートポリシーの再変更を行い、Skylake搭載PCについては「2018年7月17日まで」とサポート期間の1年間延長を発表している。

 そして今回、サポートポリシーをまた変更し、「Skylake搭載PCについては通常のOSのサポートライフサイクルと同じにする」という方針を示した。これにより、Skylake搭載PCのWindows 7/8.1サポート期限が他のプロセッサ搭載PCより短くなってしまうという問題は解消された。

 つまり、PC搭載のプロセッサがSkylakeであっても、Windows 7については2020年1月14日まで、Windows 8.1については2023年1月10日まで、もともとの延長サポート終了期限がそのまま適用されることとなったのだ。

Windows 10 support Windowsのサポート期限

 なお、IntelのKaby LakeやAMDのBristol Ridgeなど、2016年登場見込みの次期プロセッサ群については引き続き「Windows 10のみがサポート対象」となっている。現状で分かりにくく、最も批判のあったSkylakeのサポートのみ対応を軟化させたわけだ。

Windows 10 Microsoftは「最新のハードウェアには最新のソフトウェアで」という考えから、次期プロセッサのサポート対象OSをWindows 10に限定している(画像はWindows 10 Anniversary Update)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月05日 更新
  1. Apple、「MacBook Neo」発表 A18 Proチップ、本体4色に白キーボード、9万9800円から (2026年03月04日)
  2. Apple、M5搭載の新型「MacBook Air」発表 AI性能はM4比で4倍に、標準ストレージは512GBへ倍増 (2026年03月03日)
  3. Apple、新チップ「M5 Pro/Max」発表 新開発の「Fusionアーキテクチャ」を搭載 (2026年03月04日)
  4. M5 Pro/M5 Max搭載の新型「MacBook Pro」発表 AI性能は最大8倍に M5モデルは最小1TBストレージで27万9800円から (2026年03月03日)
  5. Apple、新型「Studio Display XDR」発表 ミニLEDで最大2000ニト、120Hz対応、Thunderbolt 5搭載 (2026年03月04日)
  6. 今なら半額! デザイン激変の第4世代「Echo Show 8(2025年発売)」実機レビュー ジェスチャー廃止とレスポンス向上の狭間で探る“買い”の判断基準 (2026年03月04日)
  7. 最大1TBの“小さすぎる”USBメモリ「SANDISK Extreme Fit USB-C」がモバイルノートPCの理想の相棒だった (2026年03月05日)
  8. Lenovoが「Think」ブランドの新製品を一挙発表 「ThinkPad T」シリーズ大幅拡充し、Androidタブレット「ThinkTab X11」も登場 (2026年03月02日)
  9. レノボが個人向けプレミアムPC「Yoga」の新モデルを日本で順次発売 Copilot+ PC準拠モデルを“変わりダネ”デスクトップにも拡充 (2026年03月03日)
  10. 「Amazon Echo Show 5(第3世代)」が65%オフの4500円に (2026年03月03日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年