Skip Ahead向けに配信されているRS5では、既にApril 2018 Updateにはない新機能の搭載が始まっており、その姿の一端がうかがえる。
開発初期段階では「Sets」関連の機能強化が続いており、RS5における目玉の1つになるとみられている。Setsとは、「Edgeブラウザで採用している“タブ”のユーザーインタフェースで、各種アプリやファイルの操作も行えるもの」といえば分かりやすいだろうか。
Setsは従来のウィンドウを使った一般的なWindowsの操作体系となっており、ユーザーの様子も鑑みて賛否両論あるように思えるが、RS5の正式リリースまでに一定の評価を得られる形までシェイプアップを行ってほしい。
この他、外部GPUの安全な切り離し機能など、一部ユーザーには注目の新機能のテストも進んでおり、ノートPCからゲームや各種計算で大量のGPUリソースを必要とするケースでの活用が広がりそうだ。
また、今回Windows 10 Leanの出どころとなったBuild 17650以降のWindows 10 Insider Previewビルドにおいても、幾つかの新機能が確認できる。
Build 17650での変更点としては、「Windows Defender Security Center」での「Fluent Design」の採用の他、「Windows Subsystem for Linux(WSL)」プロセスでの「Windows Defender Firewall」対応が紹介されている。これにより、WSL上で特定のプロセスが行う通信に対して、ファイアウォール上でルールを設定可能だ。
Skip Ahead向けに4月25日に配信された「Build 17655」でも若干のアップデートがあった。「Net Adapter」フレームワークをベースとする「Mobile Broadband(MBB)」の新しいUSBクラスドライバの採用により、パフォーマンスが大きく改善するようだ。LTEモデムとRS5を導入可能な環境を持っているユーザーであれば、Microsoftの説明通りに設定して試すことができる。
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