先週はASUS JAPANの12cm汎用(はんよう)ファン「ROG STRIX XF 120」が登場して、冷却パーツコーナーで注目の的になっていた。価格は4400円弱(税込み、以下同様)だ。
摩擦を抑えた「MagLevベアリング」を採用し、22.5dBAの静音性と3.07mmH2Oの静圧、1800rpm(±10%)の回転数で62.5cfmのエアフローといったスペックを実現している。平均故障時間も40万時間と長く、メーカー保証は5年と長い。
ゲーミングブランドに属する冷却ファンながら、LEDは非搭載だ。一部では「ROGブランドでそろえる視覚的な強みがなく、それでいて高価なのがネック」(某ショップ)との声も聞かれたが、概ね好意的な評価が多かった。
オリオスペックは「1800rpmで静圧が3mmH2Oを超えているのはちょっと見たことがありません。スペックシートを見る限り、静かに効率的に冷やしたいという人にうってつけです。真っ向勝負となるファンという印象ですね」と語る。
基本仕様を高めたファンは、2018年5月に登場したNoctua「NF-A12x25 PWM」を筆頭に、Thermaltakeの「TOUGHFAN 12」やクーラーマスターの「MasterFan SF120M」なども一定の評価を得ている。「レビューの結果によっては、ROG STRIX XFはNoctuaにも対抗しうる存在になるかもしれません」(同店)という期待も高い。
別のショップも「GeForce RTX 3000シリーズやPCIe 4.0対応のM.2 SSDが登場して、PC全体の発熱量が上がっています。それらをどうにかしたいユーザーが『光よりも風』って観点で高静圧ファンを選んでいるところはありますよね」と話していた。
続いて、キャプチャユニットとThunderbolt 4カードを見ていく。
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