MediaFLOの実証実験、沖縄のユビキタス特区でスタート

» 2009年04月16日 15時28分 公開
[ITmedia]

 メディアフロージャパン企画は4月16日、沖縄県那覇市と豊見城市のユビキタス特区で、MediaFLO方式による多チャンネル放送の実証実験を開始した。実験期間は2009年秋までを予定している。

 実証実験では、メディアフロージャパン企画が那覇市と豊見城市に設置した実験試験局から、映像20チャンネル、音声3チャンネルを同時に配信。さまざまな環境下で受信することで、この放送方式の特徴である周波数の利用効率の高さを実証する。また、送信側のパラメーターや屋内外での電波受信状況に応じた画質や音声の性能も評価し、事業化の検討に役立てる。

 同社は今秋にも、コンテンツ制作会社や端末開発企業と協力して、チャンネル型サービスのリアルストリーミングやダウンロードサービスのクリップキャスティング、IPデータキャスティングの実証実験を行う予定。放送と通信の連携による新サービスの可能性を探るほか、地方自治体と連携した地域密着型コンテンツについても実証実験を行うとしている。

Photo 実験の概要

 日本では、2011年に停波するアナログテレビの空き周波数帯を使って、モバイル機器向けの次世代マルチメディア放送が開始される予定となっている。

 MediaFLOは、ISDB-Tmmとともに候補の放送規格の1つとして挙がっており、KDDIを主要株主とするメディアフロージャパン企画が、同技術を使ったサービスの可能性について研究・検討を行っている。ISDB-Tmmについては、NTTドコモとソフトバンクモバイルが支持を表明している。

 次世代マルチメディア放送に関する周波数帯の割り当てや事業者の数、技術方式については、総務省が懇談会を通じて検討を進めており、2008年7月にサービスの提供に必要な技術的条件について、情報通信審議会での検討を開始。調査や検討は、情報通信審議会 情報通信技術分科会 放送システム委員会で行われ、2009年8月頃に答申を受けて関係規定の整備を行う予定としている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月30日 更新
  1. 日本通信が新ブランド「blue mobile」を発表 ネオキャリアで自由な通信環境へ (2026年07月29日)
  2. 折りたたみスマホ「OPPO Find N6」を3カ月使って実感した“真価” 仕事とプライベートで大活躍 (2026年07月26日)
  3. 熊本地震の影響で通信障害が続く ドコモとKDDIはJAPANローミングを提供中、無料Wi-Fi「00000JAPAN」も開放 (2026年07月29日)
  4. 夏の暑さ対策グッズでよく見掛ける「ペルチェ素子」ってなんだ? 賢く使うための注意点も (2026年07月27日)
  5. 「ドコモの銀行」で何が変わる? ドコモFG廣井社長に聞く「通信×金融」の攻勢とグループ戦略 (2026年07月29日)
  6. 日本通信、ドコモの音声網相互接続で設備工事や接続試験が完了 「ネオキャリア」に前進 (2026年07月27日)
  7. 新しい「マイナアプリ」は8月25日から提供予定 「マイナポータル」アプリのアップデートとして (2026年07月28日)
  8. “スマホ疲れ”の若者が実践する「アテンション・デトックス」とは アプリの「離れられない設計」とどう付き合うか (2026年07月29日)
  9. モバイルバッテリーの発火不安や劣化の「見えないリスク」を解消 オウルテックが提案する新世代バッテリーの強み (2026年07月28日)
  10. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー