NEC、ドコモ向けLTE 1.5GHz帯光張出し無線装置の開発・製造ベンダーに選定

» 2010年04月28日 15時01分 公開
[ITmedia]

 NECが4月28日、NTTドコモが2010年12月から商用サービスを開始予定のLTE(スーパー3G)サービス向けに、1.5GHz帯に対応した光張出し基地局用の無線装置(RRE)の開発・製造ベンダーに選定されたことを明らかにした。

 光張出し基地局は、デジタル信号処理や保守監視機能などを備えた基地局装置と、電波の変復調機能を装備した無線装置(RRE)で構成される設備。1台の基地局に対して複数の無線装置を設置できるため、地方など、トラフィックがあまり多くない地域では、基地局装置に複数の無線装置を光ファイバーで接続し、効率的にエリアをカバーしている。

 NEC製の無線装置は、NECが独自に開発した誘電体フィルター(複数の周波数から特定周波数の電波のみを取り出すフィルター)と高効率アンプを採用し、小型かつ低消費電力な装置になっているのが特長。

 NECは1.5GHz帯無線装置以外に、2GHz帯の光張出し無線装置やLTEの基地局装置、コアネットワーク装置、そしてこれらを結ぶスイッチの納入ベンダーにも選定されている。またLTE対応端末も開発・製造ベンダーに名を連ねる。

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