KDDIが6月3日、携帯端末向けマルチメディア放送技術の1方式、MediaFLOを用いて委託放送事業を手がける企画会社、メディアフロー放送サービス企画を設立したことを発表した。資本金は5000万円で、KDDIが82%を出資し、テレビ朝日が10%、スペースシャワーネットワーク、アサツー ディ・ケイ、電通、博報堂が計8%出資している。代表取締役社長はKDDIの神山隆氏。
メディアフロー放送サービス企画は、2011年度にサービス開始が予定されている携帯端末向けマルチメディア放送の委託放送事業を担う企画会社。ケータイだけでなく、電子書籍端末やタブレット型PC、カーナビゲーションシステムなども含めたさまざまなデバイスを対象に、MediaFLOならではの放送インフラのメリットを生かした新規コンテンツサービスおよび事業モデルの検討を行う。
なお、今後は事業趣旨に賛同するコンテンツプロバイダや家電機器メーカーにも、事業に参画してもらうべく協議を進める。
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