インタビュー
» 2009年06月22日 12時12分 UPDATE

手間いらずでペットも上手に撮影――「AQUOS SHOT 933SH」が目指した“本格カメラ機能” (1/2)

ソフトバンクの夏モデルとして発売されたシャープ製の「AQUOS SHOT 933SH」は、1000万画素CCDカメラとタッチパネルを搭載するのが大きな特徴。コンパクトデジカメに匹敵するカメラ機能へのこだわりとは――。シャープの開発陣に話を聞いた。

[あるかでぃあ(K-MAX),ITmedia]

 シャープ製の「AQUOS SHOT 933SH」は、ソフトバンクモバイルの2009年夏モデルの中ではフラッグシップ機に位置付けられる。回転2軸型のボディに約1000万画素CCDカメラを搭載し、タッチパネルによる操作が可能。カメラはコンティニュアスAFやチェイスフォーカス、最大ISO感度1万2800相当の高感度撮影など、最新のコンパクトデジタルカメラ並みの機能を豊富に備えている。

 933SHには、シャープの新たなケータイカメラブランド「AQUOS SHOT」が付けられており、同社のカメラ機能へのこだわりが感じられる。このブランド名はキャリアをまたいで使われることになるという。カメラ機能の中でも特に注力したポイントや、「910SH」以来となる回転2軸ボディを採用した理由を中心に、シャープ 通信システム事業本部 パーソナル通信第二事業部 商品企画部の安井輝美氏に話を聞いた。

photo シャープ製の「AQUOS SHOT 933SH」。ボディカラーはアイボリー、ホワイト、ブルー、ボルドー、ブラックの5色

「910SH」から約3年ぶり――回転2軸型ボディを採用した理由

photo シャープ 通信システム事業本部 パーソナル通信第二事業部 商品企画部 安井輝美氏

 「これまでも『930SH』や『AQUOSケータイ 932SH』で800万画素CCDカメラを搭載し、カメラ機能に注力してきました。この933SHは、ソフトバンク向けとしては初の“本格デジカメケータイ”としてデビューさせるということで、910SH以来約3年ぶりの回転2軸ボディを復活させました」と安井氏は開発の経緯を話す。

 シャープのハイエンド端末は画面が90度回転するサイクロイド型を採用したものが多いが、この夏のラインアップにはサイクロイド型の端末がない。

 「回転2軸型は、どちらかと言うとドコモやau向けの商品に採用し、ソフトバンク向けのハイエンド端末にはサイクロイド型を採用してきました。今回はカメラ機能に特化することを前提としたため、回転2軸+タッチパネルが最適だと判断しました」(安井氏)

photophoto カメラを起動すると、撮影の設定ができるアイコンが16個並び、サブメニューを呼び出さずにサイズやISO感度、フォーカスなどの設定ができる(写真=左)。アイコンの数を減らすことも可能(写真=右)

 ディスプレイを回転して閉じるとカメラが自動的に起動する設定も用意されており、キー操作不要でカメラが起動する。タッチパネルは静電式で、画面に軽く触れただけで操作できる。タッチ操作用のUI(ユーザーインタフェース)にもこだわり、画面上に撮影用の設定アイコンが多数並ぶ。

 カメラユニットは(35ミリフィルムカメラ換算で)広角28ミリの撮影に対応しているほか、レンズにはメカニカルシャッターやNDフィルタも搭載。強い光源などを撮影した場合に発生しやすいスミアを抑制する機能もある。カメラの主な機能は以下のとおり。

  • 手ブレ補正
  • スマートリサイズズーム
  • 最大ISO1万2800相当の高感度撮影
  • 高輝度LEDフラッシュ
  • レリーズタイムラグ短縮
  • シーン自動認識
  • 最大36種類のシーン別撮影モード
  • チェイスフォーカス
  • コンティニュアスAF
  • 顔検出機能
  • 笑顔フォーカスシャッター
  • 振り向きシャッター
  • メガピクセル連写
  • ストロボフォト
  • 長時間露光
  • 撮り直しガイダンス
  • ダイナミックレンジ補正
  • ワイドVGA動画撮影
  • 動画撮影中の静止画撮影
photophotophotophoto 人物、風景、夜景、夜景+人物、料理、テキストなど8種類のモードを撮影環境ごとに判別する「シーン自動認識」や、手動で設定できる36種類のシーンセレクトを利用できる
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