データ通信端末のランキングは、久々に首位が交代するなど順位が変動した。1位を獲得したのはイー・モバイルの「D21LC」で、これまで首位を守ってきた「D12HW」は3位に後退した。2位にはNTTドコモの「L-02A」が入った。いずれも下り最大7.2MbpsのHSDPAに対応しているが、D21LCは上り最大1.4MbpsのHSUPAにも対応しており、量販店などでのモバイルPCとのセット販売も好調に推移しているようだ。
6月26日に発売されたウィルコムの「HX003ZT」は8位を獲得。法人向けに提供している「WILLCOM CORE 3G」の拡充に合わせて登場したモデルだ。
また10位には、HX003ZTと同じく26日に発売されたNTTドコモの「L-05A」がランクインしている。同モデルは、上り最大5.7MbpsのFOMAハイスピード「HSUPA5.7Mbps」に対応した端末。上り5.7Mbpsのサービスエリアは東京23区内の主要駅周辺とまだ限られているものの、2009年内には全国県庁所在地級都市の主要駅周辺などに拡大する計画もアナウンスされており、今後ランキングでどんな動きを見せるかに注目したい。
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