レビュー
» 2009年10月13日 20時05分 UPDATE

最新ケータイ徹底比較(タッチパネルケータイ 2009年夏モデル編):第1回 タッチパネルで何ができる?――最新7機種を横並び比較 (1/2)

2009年夏モデルでも多数のタッチパネル搭載ケータイが登場した。すでに過去にタッチパネルを搭載したモデルの後継機もいくつかあることから、どこまで“使える”のかが気になる。そこで、ドコモ、au、ソフトバンクモバイルの夏モデルから7機種を選び、タッチパネルの使い勝手を数回にわたって検証していく。

[田中聡,ITmedia]

 2008年に「iPhone 3G」が発売されてから、タッチパネルを搭載したケータイが増え始めた。もちろんiPhoneだけが直接の要因ではないだろうが、iPhoneの登場によって、日本でもタッチパネルがケータイの新たなUI(ユーザーインタフェース)として注目されるようになった。2009年夏モデルでも、NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルからタッチパネル搭載ケータイが発売され、「Sportio water beat」や「OMNIA POP 931SC」などダイヤルキーを搭載しないフルタッチ仕様のモデルも登場した。

 これらの端末が搭載するタッチパネルは、どれだけ“使える”のだろうか。夏モデルでは、すでに過去にタッチパネルを搭載したモデルの後継機もいくつか登場しており、どれだけ進化したのかも気になる。一方で、タッチパネルを搭載するものの、対応する操作や利用できる機能に制限のある機種もある。そこで今回は、2009年夏モデルの中からタッチパネルを搭載した7機種を選び、その使い勝手を比較する。ドコモからは富士通製の「F-09A」、LGエレクトロニクス製の「L-06A」、NEC製の「N-06A」、シャープ製の「SH-06A」、auからは「biblio」、ソフトバンクモバイルからはSamsung電子製の931SCとシャープ製の「AQUOS SHOT 933SH」を選んだ。

 タッチパネルケータイとしては、F-09Aは「F-01A」と「F-03A」、L-06Aは「L-01A」、N-06Aは「N-01A」、SH-06Aは「SH-03A」と「SH-04A」、931SCは「930SC OMNIA」、933SHは「AQUOSケータイ FULLTOUCH 931SH」の後継機に位置付けられる。

photo 左から「F-09A」「L-06A」「N-06A」「SH-06A」「biblio」「OMNIA POP 931SC」「AQUOS SHOT 933SH」

国内メーカーは静電式、海外メーカーは感圧式を採用

 タッチパネルは国内メーカー製のF-09A、N-06A、SH-06A、biblio、933SHが、タッチした部分の電荷の変化をとらえて位置を検出する「静電式」、海外メーカー製のL-06Aと931SCが圧力の変化を感知する「感圧式」を採用している。静電式が指の腹で操作するのに対し、感圧式は指先(爪)やタッチペンを使って操作をする……という具合に、この2種類のタッチパネルは操作性が異なる。指を使った直感的な操作は静電式、ペンを使ってピンポイントで項目を選択するのは感圧式が向いているといえる。

photophotophotophoto 左からF-09Aの縦画面と横画面、L-06A、N-06A
photophotophotophoto 左からSH-06A、biblio、931SC、933SH

 L-06AとN-06A、SH-06A、931SC、933SHは、ディスプレイを触った後にバイブレータが作動するほか、L-06AとN-06A、931SCははバイブレータをOFFにもできる(N-01Aはタッチ時のバイブは非対応だった)。さらに、N-06Aは本体を閉じた「タッチスタイル」、ディスプレイを横に開いた「シェアスタイル」、ディスプレイを縦に開いた「コミュニケーションスタイル」の3スタイルごとにタッチパネルのON/OFFを切り替えることも可能だ。

 端末を回転すると、連動して画面も90度回転して縦・横画面を切り替えられるモーションセンサーは、F-09A、L-06A、931SC、933SHが対応している。ただしモーションセンサーが有効になる機能は機種によって異なるので、機能ごとのレビューで後述したい。N-06Aはシェアスタイルにすると横画面になるが、SH-06Aは手動で縦・横画面を切り替える必要がある。

photophotophotophoto F-09Aはワンセグ、iモード、マイピクチャなど、機能ごとにモーションセンサーを設定できる(写真=左端)。N-06Aは3つのスタイルごとにタッチパネルを設定できるほか、タッチ後のバイブレーションにも対応している(写真=左中、右中、右端)
photophotophoto L-06Aはタッチ後に音とバイブレータを作動できる。両方ともOFFにすることも可能(写真=左)。バイブレータの振動は3種類から選べる(写真=中)。タッチ音と振動レベルなど細かい設定にも対応している(写真=右)
photophotophotophoto SH-06Aもタッチパネルのバイブレータ設定が可能(写真=左端、左中)。biblioは「縦横優先切替」を「自動」にすると、横画面表示可能な機能の利用時に、横画面に自動で切り替わる。縦画面または横画面に固定することも可能だ(写真=右中、右端)
photophotophotophoto 931SCはタッチパネルの操作音とバイブレータを5段階から設定できるが、L-06Aのように操作音とバイブレータを個別には設定できない(写真=左端、左中)。タッチパネルの補正機能も用意されている(写真=右中、右端)
photophotophotophoto 933SHはマナーモード中以外にタッチパネルを振動させることも可能。タッチパネルの補正もできる
タッチパネルの基本性能
タッチパネルの方式 タッチ後の振動 タッチ補正 タッチパネルのオン/オフ モーションセンサー
F-09A 静電式
L-06A 感圧式 ○(オン/オフ)
N-06A 静電式 ○(オン/オフ)
SH-06A 静電式
biblio 静電式
931SC 感圧式 ○(オン/オフ)
933SH 静電式

       1|2 次のページへ

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.