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» 2012年12月12日 18時30分 UPDATE

受信感度がイマイチなら:NOTTV(モバキャス)用のアンテナケーブルを使ってみた

対応スマホが増えているNOTTVだが、放送エリアがまだ限られており、室内ではうまく受信できないことも多い。NOTTVは受信環境を少しでも改善するべく、専用のアンテナケーブルを無料で提供している。

[平賀洋一,ITmedia]

 少し前のことになるが、NTTドコモのLGエレクトロニクス製「Optimus G L-01E」を購入した。ハイスペックなグローバルモデルであると同時に、国内向けサービスのほとんどに対応しているのが特徴のスマートフォンだ。

photophoto NOTTVが希望者に無料提供しているアンテナケーブル(吸盤貼付けタイプ)。アンテナ関連製品でおなじみのマスプロ電工製だ(写真=左)。長さは5メートルあり、吸盤をガラス面にしっかり貼り付けるためのシールも付属する(写真=右)

 ワンセグやNOTTV(モバキャス)に対応してることや、4.7インチの大画面であることから、セカンドテレビとしての利用法を試してみた……かったのだが、室内ではどうしてもワンセグやNOTTVの放送波が受信しにくく、映像が途切れがちに。窓際に持っていけばちゃんと見られるが、机で作業しているときやゴロ寝しているときに手元でテレビが見たいのであって、こちらが移動するのでは解決にならない。ワンセグならともかく、NOTTVは個別に課金されるため、好きな場所で満足に見られないのはちょっと困る。

photo アプリの解約画面に表示される「アンテナケーブルを差し上げてます!」の告知。ちょっと切実……

 NOTTVは加入から31日間は無料のお試し期間となっており、期間内に解約すれば料金はかからない。少々残念だが、課金が始まる前に解約しようとNOTTVのアプリから解約画面にアクセスしたところ、「アンテナケーブルを差し上げてます!」という表示が目に入った。NOTTVの受信感度については不満が多いのか、NOTTV側もできることから改善していこうということらしい。

 せっかく(?)なので、このアンテナケーブルを取り寄せてから、NOTTVを継続するか判断することにした。アンテナケーブルは、吸盤で窓に貼り付けるタイプと、室内に引き込まれたアンテナ端子につなぐタイプの2種類があり、どちらか1つを選択する。持ち歩きも考慮するなら前者の吸盤タイプだが、受信の安定性でいえば後者だろう。“ひも付き”になるとはいえあちこち使えるタイプが望ましいと考え、吸盤タイプをもらうことにした。

 さっそくNOTTVのカスタマーセンターに電話してこの旨を伝えると、「こちらのキャンペーンをどちらでお知りになりました?」と訪ねられた。というのも、あまり告知をしていないこともあり、NOTTVからアンテナをもらうユーザーはほとんどいないという。仮に知っていたとしても、アンテナを取り寄せてまでスマホで放送を見るユーザーが少ないのかもしれない。

photo アンテナケーブルの無料提供はNOTTVのWebサイトでも案内されている

 電話口ではNOTTVの契約者番号と、普段放送を視聴する住所、アンテナの送付先を聞かれる。そもそもNOTTVのサービスエリア外であればアンテナケーブルを使っても見られないため、エリアによっては断られるケースもあるのだろう。今回は、放送エリア内だがビルの谷間で電波が届きにくい場所(弱電界)なため、アンテナケーブルで改善の余地アリと判断してもらった。ただし、「アンテナケーブルを使っても受信環境が良くなる保証はない」ことも説明された。また試用後に、ユーザーアンケートに答える必要もある。アンテナは、用意された数がなくなり次第無料提供を終了するそうなので、受信環境に悩みを持つNOTTVユーザーは早めに申し込もう。

photophoto 会社の窓に貼り付けてみた。東京タワーが見えるロケーションだが、関東ではNOTTV(モバキャス)の電波は東京スカイツリーから飛んでくる(写真=左)。端末側のループを、少し引き出したロッドアンテナにくくりつける(写真=右)
photo ちょっと奥まった室内だと、ロッドアンテナを伸ばしきってもNOTTVを受信できなくなる

 数日後に届けられたのは、NOTTVのロゴ入りパッケージに入ったマスプロ電工製のアンテナケーブル。受信部をTの字に広げて窓に貼り付け、端末側のループをスマホのロッドアンテナに引っかける。ケーブルの長さは5メートルあり、窓から視聴ポイントが離れていても手元に引き込める。

 気になる効果だが、途切れ途切れの放送が安定して見られるようになり、視聴環境はかなり改善された。窓に貼るアンテナ部分は、“たるみ”ができなければある程度無造作(例えば斜めにしても)に貼っても大丈夫なようだ。ただスマホにつなげるループ部分は、外れやすいのでしっかりくくっておきたい。

 室内にケーブルをはわせるなど面倒なところもあるが、ロッドアンテナを伸ばさなくても良いので手元では省ペースになる利点もある。大きめのタブレットなど、置きっぱなしで使う機会が多い端末にはよりぴったりかもしれない。なおワンセグでも効果があるのか試してみたが、受信環境にさほど違いは出なかった。ワンセグ放送とはアンテナの仕様が違うためだろうか。

photophoto アンテナケーブルをつなげるとしっかり受信できた(写真=左)。なにかと気になるニュースが多い年の瀬、見るのはもっぱら日テレNEWS24。当たり前だが、外すとまた圏外になる(写真=右)
photophoto 同じ場所でワンセグを受信。なんとか見られるが、信号が弱いと表示される(写真=左)。アンテナケーブルをつなげても改善されなかった

 ということで、アンテナケーブルを使いつつ、NOTTVをもう少し長く利用しようと思う。だが、理想をいえばこうした外部機器を使わずに放送が見られるようになるのが一番だ。

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