レビュー
» 2013年01月15日 08時00分 UPDATE

上りは最高速度を記録:Xi 100Mbpsフィールドテストリポート【富山県編】

ドコモが開始した下り最大100MbpsのLTEサービス(Xi)対応エリアにて、AppComing編集部が実効速度をリポートする本コーナー。今回は富山県での調査結果をお届けする。

[AppComing]
AppComing

 11月16日にNTTドコモがサービスを開始した「docomo LTE Xi下り最大100Mbps」のフィールドテスト特集第8弾は、富山県での測定結果リポートです。電波測定の背景や計測方法などについてお伝えした「【はじめに】」と併せてご参照ください。

※スピードテスト結果の表は、標準計測回数を7回とし、未計測の場合は空欄、計測1度の場合は平均値表記なしとしている。 LTE接続できない場合は計測回数が0または1回としている。

 富山県では、12月14日の新潟での計測の後、石川県への移動中にXi100Mbps対応基地局1箇所でのみ計測を実施した。

 サービスインの発表では7県のみであったが、その後、追加(前倒し)で富山でも100Mbps基地局がスタートしたため、正確な場所の把握をせずに富山駅・県庁・NTTグループ支社のあるビジネスエリア周辺中心に独自調査をしたところ、1.5GHz帯の電波を確認できた。

photo エリアの電波強度を確認しながら測定ポイントを探る場合、XenSurveyが非常に有効なツールだ

富山県富山市桜橋通り

 測定ポイントは、県庁や富山駅からも近い富山県の中心部であり、官公庁・ビジネス街で、下り速度で上限近い数字を狙うには厳しい場所だ。

photophoto
photo

 セルからの電波の向きも、計測したポイントよりもはるか高い位置に向いていることが想定されるが、実際に電波強度-68dBm・SNR20程度とまずまずの状態。

富山県富山市桜橋通り
下り(Mbps) 上り(Mbps) ping(ms)
2012/12/14(金) 19:41〜20:10 計測ツール ベスト 平均 ベスト 平均 ベスト 平均
GALAXY Note II SC-02E/1.5GHz 15MHz RBB Today 36.16 29.59 27.24 26.1 140 170
Speedtest 36.91 31.52 28.7 23.63 94 102
Optimus G LGL21/au 4G LTE RBB Today 23.07 19.71 9.79 9.59 136 140
Speedtest 20.99 18.32 15.42 14.87 118 125
GL04P/EMOBILE LTE RBB Today 18.88 15.37 21.75 20.56 114 142
Speedtest 28.79 24.42 8.53 7.8 114 125
MOTOROLA RAZR M 201M/SoftBank 4G RBB Today 26.05 21.08 7.88 5.67 103 118
Speedtest 23.8 19.93 9.02 4.5 75 117
GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D/Xi 2.1GHz RBB Today 27.02 24.96 5.69 2.24 140 150
Speedtest 20.46 18.2 5.15 4.35 92 103
GALAXY NEXUS SC-04D/FOMA RBB Today
Speedtest 4.45 3.79 1.98 1.97 168 244

photophoto

 計測結果の通り、下り最速36.91Mbpsと100Mbpsエリアの電波測定では一番低い結果となったが、上りはダントツの最高速度28.70Mbps(上限37.5Mbps)を記録した。しかも、平均上り速度がRBB Todayで26.10Mbps・Speedtest.netで23.63Mbpsという結果は、ダントツの上りスピードだ。

 GALAXY TabでのXi 2.1GHz帯での計測も5MHz幅ながら、下り最速27.02Mbps・上り最速5.69Mbpsとかなり良好な結果であった。

 そのほか、au 4G LTEは安定の下り最速23.07Mbps・上り最速15.42Mbps、EMOBILE LTEは下り最速28.79Mbps・上り最速8.53Mbpsと下りはかなり高速であった。

 SoftBank 4Gは、下り最速26.05Mbps・上り最速9.02Mbpsと良好な結果ではあるが、やや上りが不安定であった。

まとめ

 富山市のXi 100Mbps電波測定結果では、上りが最速となった。ただ、東京などの都市部は、Twitter・FacebookなどのSNSユーザによる写真アップロードが非常に多く、上りのトラフィック量が多いということが背景にはあるが、NTTドコモは特にXiユーザ数が多いという現状のため、高速な上りスピードを期待することさえもできない厳しい状況が続いている。

 他社の場合、まだユーザ数の少ないKDDIのAndroid向け800/1500MHz帯では、上り15Mbps程度の数値は当たり前のように出る場合が多く、EMOBILE LTEはエリアによりKDDIよりも不安定ではあるが、上り10〜15Mbpsの数値が出ることが多い。SoftBank 4Gは上り上限が10Mbpsということで、5Mbps前後出ていれば良好な状態だ。

 限られた帯域をどのように割り当てて(制御して)、あるいは活用しきれていないバンドをどのように配備していくのか、今後のドコモの首都圏エリアにおけるXiの上り高速化にも期待をしたいところだ。

Xi100Mbps測定ポイント


より大きな地図で Xi100Mbps測定ポイント を表示

© 2016 HEXYZ INC. ALL RIGHTS RESERVED.