「Xperia Z SO-02E」はカッコいいとか、iPhoneに似てるとかいわれていたけど、実物を見ると確かにいい。フラットで板っぽさがあって背面にガラス、というのはiPhone的といえばそうかもしれないけど、実物を手にしてみるとiPhoneとは全然似てない。ほかのAndroid機とも似てない、個性的なデザインになっている。
しかも、側面の電源ボタンがでかく探りやすくなったのがいい。特にXperia VLユーザーのわたしはそう思うというか、Xperia VLのボタンもでかくしてほしかったよ。よく電源と押し間違えて音量下げキーを押しちゃって、気が付いたら音量がゼロになってて、かかってきた電話に気付かないとか日常茶飯事で困ってるよ。
話が逸れました。すみません。カメラの話でしたな。
Xperia Zのカメラは1300万画素の裏面照射型CMOSセンサー。画素数的には前モデルのXperia AX(au版はVL)と同等だが、「Exmor R for mobile」から「Exmor RS for mobile」に進化。ダイナミックレンジの広い画像・映像を撮れるようになってる。
さらに動作のサクサク感も増してて、起動も快適だし撮影間隔も短い。次々と撮影できる。これはいい。
いろいろと機能が付いているのだけど、まずは一番の基本である「プレミアムおまかせオート」であれこれ撮ってみよう。プレミアムおまかせオート時は画像サイズが12Mになる。フルサイズよりほんのちょっと小さくなるわけで、たぶん、シーンに応じてあれこれ画像処理や画像合成がかかるので(例えばHDRで撮ると12Mサイズになる)、あらかじめ小さめにしているのだろう。
カメラを起動するとこんな画面になる。四角い枠は指でタッチしたタッチAFのポイント。まあ普通の画面だが、注意すべきは撮影ボタン。今までは静止画モードと動画モードを切り替えて使っていたけど、Xperia Zはそれが不要なのだ。静止画用シャッターをタップすれば静止画を、動画用シャッターをタップすれば動画を撮れる。これは素晴らしくシームレス。
右上のアイコンが黄色いカメラのときはプレミアムおまかせオートなので、そのままいつものように撮る。以下、しばらくプレミアムおまかせオートの作例が続きます。
まずは黄色い滑り台。
正直なところ、実にちゃんと撮れてます。空の青さも薄く残ってるし、木々のディテールもそれなりに残ってる。続いてあずまや。こちらは前モデルのXperia VL(ドコモ版はAX。まあカメラ機能は同じと思っていいかと)と撮り比べてみた。比較対象があった方がいいだろうってことで。そしたらどうなったか。
なんか目に見えて高画質になってました。びっくり。
見どころは2点。ひとつめは画角。Xperia Zの方がちょっと広角になっている。レンズも新しくなったわけですな。レンズの明るさはF2.4で変わらず。
ふたつめは画質。Xperia Zの方がコントラストがはっきりしたキリッとした見栄えのする絵になっている。空もXperia VLに比べると青さを保っていて白飛びもしてない。色もはっきりしている。そしてディテールもXperia Zの方がきちんと描写している。
等倍で見比べると一目瞭然。
いやあ、いいわ、これ。ではほかの写真も。
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