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» 2014年06月01日 14時40分 UPDATE

スマホとセットで使う場合:ドコモのiPadは買いか?――3キャリアのiPadの端末価格と利用料金を比較する

ドコモからiPad AirとiPad mini Retinaディスプレイモデルが発売されることになり、これで3キャリアでiPadが出そろった形になる。ドコモのiPadはauやソフトバンク版と比べて安いのか? スマホとセットで使う場合を想定した料金プランを比較した。

[田中聡,ITmedia]

 NTTドコモは「iPad Air」と「iPad mini Retinaディスプレイモデル」(Wi-Fi+Cellularモデル)を6月10日に発売し、6月2日午前10時から予約受付を開始する。これでドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアからiPadが出そろった。

 iPhone同様、iPadも「ドコモから」発売することを待っていたユーザーも多いのではないだろうか。そこで、あらためて3キャリアのiPadの端末価格と毎月の利用料金を比較してみたい。以下に記載する料金はいずれも税込としている。

photophoto 「iPad Air」(写真=左)と「iPad mini Retinaディスプレイモデル」(写真=右)

本体価格が安いのは?

 3キャリアのiPad AirとiPad mini Retinaディスプレイモデルはいずれも、容量は16/32/64/128Gバイトの4モデルを用意している。一括価格はAirが6万円台から9万台、mini Retinaが5万円台から8万円台で、ドコモ版のAir 16Gバイトモデルがauとソフトバンク版より5000円ほど安いのを除けば、3キャリアで大きな差はない。auとソフトバンクの一括価格はAirとmini Retinaの計8モデルですべて同じだが、ドコモだけが微妙に異なる。Airとmini Retinaともに16Gバイトモデルの価格はドコモ版(Airが6万1560円、mini Retinaが5万5080円)が最も安い。

 毎月の利用料金から一定額を24カ月にわたって割り引くサービス(ドコモは「月々サポート」、auは「毎月割」、ソフトバンクは「月月割」)も、auとソフトバンクは同額で、ドコモのみ異なる。これらの割引額の24カ月分を引いた“実質価格”は、3キャリアともiPad mini Retinaディスプレイモデルの16Gバイトモデルは0円だ。ほかの実質価格はiPad Airの32Gバイトモデルはドコモ版、それ以外はauとソフトバンク版が最安となる。

 ただしKDDIとソフトバンクモバイルは、新規契約でiPadを購入すると、端末代から1万4040円を割り引くキャンペーンを実施しているので、実質価格はドコモ版より1万3000〜1万5000円ほど安くなる。新規でiPadを購入するならauかソフトバンク版を選んだ方がよい。

iPad Airの価格(新規契約、機種変更)
ドコモ au ソフトバンク
16GB 32GB 64GB 128GB 16GB 32GB 64GB 128GB 16GB 32GB 64GB 128GB
一括価格 6万1560円 7万7760円 8万8560円 9万8280円 6万6720円 7万7520円 8万8320円 9万9120円 6万6720円 7万7520円 8万8320円 9万9120円
月々サポート/毎月割/月月割(24カ月) 2565円 2565円 2565円 2565円 2520円 2540円 2580円 2620円 2520円 2540円 2580円 2620円
実質価格 6480円 1万6200円 2万7000円 3万6720円 6240円 1万6560円 2万6400円 3万6240円 6240円 1万6560円 2万6400円 3万6240円
実質価格(キャンペーン適用) −7800円 2520円 1万2360円 2万2380円 −7800円 2520円 1万2360円 2万2380円

iPad mini Retinaディスプレイモデルの価格(新規契約、機種変更)
ドコモ au ソフトバンク
16GB 32GB 64GB 128GB 16GB 32GB 64GB 128GB 16GB 32GB 64GB 128GB
一括価格 5万5080円 6万5880円 7万8840円 8万9640円 5万5920円 6万6720円 7万7520円 8万8320円 5万5920円 6万6720円 7万7520円 8万8320円
月々サポート/毎月割/月月割(24カ月) 2295円 2430円 2565円 2565円 2330円 2500円 2520円 2540円 2330円 2500円 2520円 2540円
実質価格 0円 7560円 1万7280円 2万8080円 0円 6720円 1万7040円 2万7360円 0円 6720円 1万7040円 2万7360円
実質価格(キャンペーン適用) −1万4040円 −7320円 3000円 1万3320円 −1万4040円 −7320円 3000円 1万3320円

スマホとセットで使う際の利用料金は?

 続いて、毎月の利用料金も見ていこう。iPadは通話機能を備えておらず、2台目以降の利用が想定されるので、各社ともスマートフォンとセットで利用することを前提にしたプランやキャンペーンを実施している。ここでは、こうしたセット利用を前提としたプランを取り上げる。

 ドコモが6月1日に開始した新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」の「パケットパック」や「シェアオプション」は、iPadでも利用できる。パケットパックでは、1人で利用するプランと家族で通信量をシェアできるプランが用意されている。

 ドコモは、iPadを購入して「データプラン」を契約、かつ「シェアパック」の代表・子回線または「2台目プラス」対象回線のユーザーに対し、申込み月から最大13カ月間、ボーナスパケットとして1Gバイト(計1万4040円相当)をプレゼントするキャンペーンを実施している。申込期間は2014年12月31日まで。

 1人の場合は「2台目プラス」、家族とシェアする場合は「シェアオプション」を適用でき、月額540円で自分の主回線または家族と通信量をシェアできる。基本使用料の「データプラン」(月額1836円)とISP料金(spモード)の月額324円を合わせれば、月額2700円でシェアした分の通信が可能だ。

 ドコモのiPadは月額6156円の「Xiデータプラン フラット にねん」や月額5076円の「Xiデータプラン ライト にねん」などの旧料金プランも利用できる。さらに、ドコモのケータイやスマホユーザーがタブレットを購入した際に、Xiデータプラン フラット にねん/Xiデータプラン フラットの定額料を割り引く「プラスXi割キャンペーン」も適用される。iPadで毎月確実に7Gバイトの通信をしたいのなら、Xiデータプラン フラット にねん+プラスXi割キャンペーンの方が得策だろう。なお、旧プランの申込みは2014年8月31日まで。

 KDDIは、3GとLTE通信を全く行わない月はパケット定額料を0円にできる「ゼロスタート定額〔LTEダブル定額 for Tab(i)〕」を、auスマートバリュー契約者またはiPhoneをセットで利用する人向けに提供しているが、通信料の上限は5122円でやや高い。また、本プランは2年間限定で、3年目は540円〜5662円となる。3G/LTE通信しない場合はISP料金のLTE NETも0円に抑えられるが、au Wi-Fi SPOTの加入が必須となり、月額504円がプラスされる。

 auスマートフォンとタブレットを利用している人向けに、基本使用料を月額4607円に抑えられる「スマホセット割」も提供しているほか、KDDIはこのスマホセット割利用者を対象としたキャンペーン「はじめる!データシェアキャンペーン」を5月23日に開始。月額3078円で、iPhoneとiPadそれぞれ毎月7Gバイト(計14Gバイト)のデータ通信を利用できる。ただしキャンペーンは2014年8月末で終了するので要注意。その後は今夏開始予定の「データシェア」が適用され、9GバイトをiPhoneとiPadでシェアする形になる。

 ソフトバンクモバイルは、iPhone、Androidスマートフォン、3Gケータイと一緒にiPadを利用すると、パケット定額料が月額0〜5076円(3年目は月額540〜5616円)となる「スマホまとめて割」を提供している。月額504円のソフトバンクWi-Fiスポットへの加入が必須になる。スマホまとめて割では、月額4536で7Gバイトまで利用できる「4G LTE定額プログラム」も適用できる。2つともauにも似たプランがあるが、auよりもパケット定額料がわずかに安く設定されている。

 4G/4G LTEスマートフォンと一緒にiPadを利用すると、パケット定額料を月額3078円に抑えられる「タブレットセット割」もあり、iPadで利用できる通信料は毎月2Gバイトだが、2014年8月31日までは7Gバイトまで使える。

 なお、ソフトバンクモバイルは、現時点でスマートフォンと通信量をシェアできるプランは発表していないが、KDDIがデータシェアを開始したタイミングで追随することが予想される。

 ここまで紹介したプランを、以下の表にまとめた。

毎月の利用料金
基本使用料/パケット定額料 オプション ISP料金 合計(月) 合計(2年間) データ通信量
ドコモ データプラン(定期契約あり):1836円 2台目プラス/シェアオプション:540円 324円 2700円 6万4800円 主回線や家族とシェアした分だけ+1Gバイト
Xiデータプラン フラット にねん(iPhoneやXiスマホと併用してプラスXi割キャンペーン適用):3066円(25カ月間) 324円 3390円 8万1360円 7Gバイト
Xiデータプラン フラット にねん(FOMAスマホやドコモケータイと併用してプラスXi割キャンペーン適用)4094円(25カ月間) 324円 4418円 10万6032円 7Gバイト
au ゼロスタート定額〔LTEダブル定額 for Tab(i)〕:0〜5122円(2年間) au Wi-Fi SPOT使用料:504円 0円 or 324円 504〜5950円 1万2096〜14万2800円 7Gバイト
スマホセット割:4607円(2年間) 324円 4931円 11万8344円 7Gバイト
はじめる!データシェアキャンペーン:3078円 324円 3402円 8万1648円 7Gバイト(14年8月末まで、データシェア開始後は9GバイトをiPhoneとシェア)
ソフトバンク スマホまとめて割(ゼロから定額プラン for 4G LTE):0〜5076円(2年間) ソフトバンクWi-Fiスポット使用料:504円 0円 or 324円 504〜5904円 1万2096〜14万1696円 7Gバイト
スマホまとめて割(4G LTE定額プログラム適用時):4536円(2年間) 324円 4860円 11万6640円 7Gバイト
タブレットセット割:3078円 324円 3402円 8万1648円 7Gバイト(14年8月末まで、9月以降は2Gバイト)

2年間使った場合に最もお得なのは?

 主回線のプランや、セット利用するスマートフォンのプランは除外しているので、単純に比較はできないが、“同キャリアのスマホとセットで利用するiPadの料金”は、ドコモのデータプラン+2台目プラス or シェアオプションが最も安い。2年間の総額は6万4800円で、auのはじめる!データシェアキャンペーンやソフトバンクのタブレットセット割(の2年分)よりも1万6848円お得になり、auとソフトバンクのキャンペーン適用時の端末代の差(1万3000〜1万5000円)を上回る。タブレットは自宅のWi-Fiに接続して利用することが多く、外出先ではそれほどヘビーには使わないという人には、スマホと通信量をシェアする程度で十分といえそうだ。

 7Gバイトまできっちり使いたいという人には、ドコモのプラスXi割キャンペーン、auのスマホセット割、ソフトバンクのスマホまとめて割(4G LTE定額プログラム適用時)が安心できる。

 iPadで3G/LTE通信する月としない月があるという人は、auのゼロスタート定額とソフトバンクのスマホまとめて割(ゼロから定額プラン for 4G LTE)も一考の価値はあるが、3G/LTE通信したときの上限が6000円近くと高いのがネックだ。

 通信量をスマホとシェアしたい、iPadで7Gバイトまで使いたい、iPadで3G/LTE通信する月としない月がある――といった利用スタイルを考えた上で、最適なプランを選びたい。

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