iPhone 6/6 PlusのSIMはAndroidスマホでも使える?――ドコモ、au、ソフトバンク端末で確認してみた

» 2014年09月24日 20時49分 公開
[田中聡,ITmedia]

 「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」は、iPhone 5sに引き続き、SIMカードは「nanoSIM」を採用している。auとソフトバンクでは、最近はAndroidスマートフォンでもnanoSIMを採用している機種が増えているが、iPhone 6/6 PlusのSIMを同キャリアのnanoSIM対応Android端末に挿し替えて使うことはできるのだろうか?

 まずドコモの場合、現在nanoSIMを採用しているAndroidスマートフォンは発売されていないため、実際に試すことはできなかった。広報部に確認したところ、「iPhoneのSIMカードは、規格上は独自仕様ではないが、Androidで使えるかは現時点では分からない」との回答だった。

 では、iPhone 6/6 PlusのnanoSIMにアダプターを装着してmicroSIMにした場合はどうか? ドコモ版iPhone 6のSIMにmicroSIM用のアダプターを装着し、「Xperia Z2 SO-03F」に挿し込み、APNで「spモード」を選んだところ、「NTT DOCOMO」と表示はされるが、通信はできなかった。nanoSIM対応のAndroidスマートフォンがドコモから登場しても、iPhoneとSIMを使い回すことはできなさそうだ。

photophoto アダプターを装着したiPhone 6のSIMをXperia Z2に挿したところ、通信できなかった。

9/26 19:36追記

 編集部で再確認したところ、新料金プラン(カケホーダイ&パケあえる)を契約したドコモ版iPhone 6 PlusのSIMカードにアダプターを付けてXperia Z2に装着したところ、問題なくLTE通信ができました。旧プランを契約しているドコモのiPhone用SIMをXperia Z2に挿した場合は、通信できませんでした。

 また、読者の方から、iPhoneのSIMをAndroid向けのパケット定額サービス(Xiパケ・ホーダイ フラットなど)に変更すれば、Androidでも通信できる、との指摘をいただきました。

 上記2点についてドコモ広報部に確認したところ、「そもそもSIMアダプターを使うことはドコモとしては認められない。正規の使用法ではないので、回答できない」とのことでした。今後、ドコモのAndroidスマートフォンでnanoSIM対応機が登場したら、iPhoneとの互換性についてあらためて確認します。また、検証が不十分だったことをおわびいたします。


 auでは、iPhoneとAndroidスマートフォンのnanoSIMは互換性がある。au版iPhone 6のSIMを「HTC J butterfly HTL23」に装着、またHTL23のSIMをau版iPhone 6に装着したところ、問題なくLTE通信ができた。KDDI広報部に確認したところ、「iPhone 6とLTE以降のAndroid(nanoSIM対応機)であれば、問題なく利用できる」とのこと。SIMを使い回しても、通信はパケット定額サービスの対象となることも確認できた。

photo auのiPhoneとAndroidのnanoSIMは使い回しができる

 ソフトバンクの場合、iPhoneとAndroidスマートフォンのnanoSIMは互換性がない。ソフトバンクモバイル広報に理由を確認したところ、「iPhoneとAndroidスマートフォンでは一部で異なる料金プランを採用しており、パケット定額の対象にならない恐れがあるため」とのことだった。

 試しに「AQUOS CRYSTAL」のSIMをソフトバンク版iPhone 6に挿したところ、ピクトアイコンに「SoftBank 4G」の表示は出るが、通信はできなかった。反対にソフトバンク版iPhone 6のSIMをAQUOS CRYSTALに挿したところ、ロック画面で「USIMエラー」と表示されてしまった。

photophoto 「AQUOS CRYSTAL」のSIMをソフトバンク版iPhone 6に(写真=左)、ソフトバンク版iPhone 6のSIMをAQUOS CRYSTALに(写真=右)装着しても通信できない

 ちなみに、ドコモとauはiPhone 5sからiPhone 6/6 Plusに機種変更をした場合、iPhone 5sのnanoSIMをそのままiPhone 6で使う形となるが、ソフトバンクの場合、iPhone 5sからiPhone 6/6 Plusに機種変更をしても、新しいSIMカードを使う必要がある。これは「アメリカ放題を利用するのに専用SIMが必要になるため」(広報部)だという。また、ソフトバンクのiPhone 5sとiPhone 6でSIMを入れ替えたところ、問題なく通信できたが、「アメリカ放題やパケット定額などで使えるかの動作保証はしていない」とのことなので、注意したい。

 現在確認した限り、AndroidとiPhoneでSIMカードを使い回せるのはauと(新料金プランの)ドコモのみ。動作保証されるのはnanoSIM対応機に限られるが、AndroidからiPhoneに、またはiPhoneからAndroidに機種変更をした際に、SIMカードを使い回せるのはうれしい措置だといえる。

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