Planetway、200カ国以上をカバーするグローバルSIM「TAKT(タクト)」を12月初旬に発売 年内はヨドバシ独占販売11月20日予約受付開始

» 2015年11月13日 16時10分 公開
[井上翔ITmedia]

 Planetwayは11月13日、海外渡航者向けのプリペイドSIMカード「TAKT(タクト)」を12月初旬に発売することを発表した。初期費用に相当するSIMカードの価格は4980円(税込)で、30分の通話または50Mバイトのデータ通信が購入特典として付与される(渡航先により分数・容量は異なる)。

 11月20日から、ヨドバシカメラの店舗およびオンライン通販(ヨドバシ.com)で予約を受け付ける。2015年内はヨドバシカメラのみの取り扱いとなるが、2016年以降、販路を順次拡大する予定だ。

「TAKT」のパッケージとSIMカード 「TAKT」のパッケージとSIMカードのデザイン

 TAKTは、音声通話は198カ国、データ通信は167カ国で利用できる。通話料金やデータ通信料金は渡航先によって異なるが、SMSの受信は全対応地域で無料となる。通話の着信料金は187カ国(※)、発信料金は148カ国で業界最安値を実現している。

※うち100カ国は、着信料金が無料

 データ通信については、地域によっては非常に高額となっているが、約70カ国でデータ通信料金が割安となるデータ通信パッケージを提供する予定だ。

TAKTのアメリカにおける料金比較 TAKTと日本の大手キャリアのローミングサービスとの比較表
TAKTの主な渡航先での音声通話料金 TAKTの主な渡航先での音声通話料金

 TAKTのSIMカードは、標準・micro・nanoの3サイズを1枚のカードで提供する。カードをくりぬいた後のサイズ修復がしやすくなっていて、機種変更時にSIMカードを買い換える必要がない。なお、カードには有効期限はないが、最終利用日から1年間全く利用がないと失効するので注意が必要だ。プリペイドのチャージは、TAKTのWebサイトからクレジットカード(Visa/MasterCard/JCB/American Express/Diners)で行う。

 TAKTは、エストニアの「Top Connect」のネットワーク技術を利用する。SIMカードには、エストニアの携帯電話番号が書き込まれており、TAKTから日本に発信する場合は常に国番号「81」を付ける必要がある。逆に、日本からTAKTに発信する場合は、常に国番号「372」を付けて国際電話発信する必要がある。

TAKTのSIMカードの実物 TAKTのSIMカードは、1枚で3サイズに対応するタイプを採用。エストニアの携帯電話番号が書き込まれた状態で販売する
発表会で握手を交わすTop Connectのアンソニー・レベシュン氏とPlanetwayの平尾憲映氏 TAKTの発表会で握手を交わすTop Connectのアンソニー・レベシュン共同オーナー(左)とPlanetwayの平尾憲映CEO(右)

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