コラム
» 2015年12月24日 06時00分 UPDATE

ITmediaスタッフが選ぶ、2015年の“注目端末&トピック”(ライター荻窪編):「Googleフォト」と「ScanSnap Cloud」に感じた“未来”

2015年一番のトピックは「円安」と言いたいくらいの1年だった。特にApple製品は為替の影響を素直に受けやすいので、なおさらそう感じた。Apple Watchはなんだかんだで面白く使っていて、他に「Googleフォト」と「ScanSnap Cloud」には未来を感じた。

[荻窪圭,ITmedia]

 2015年一番のトピックは「円安」と言いたいくらいの1年でありました。Apple Watchの42ミリアルミニウムケースモデルは一番安いスポーツバンドをつけて399ドル。日本で買うと4万8800円。計算すると1ドル≒122円換算。もし1ドル≒85円時代だったら約3万4000円である。2011年頃のApple製品は大体そのくらいの換算だった。

 Apple製品は為替の影響を素直に受けた値付けをするので例に挙げやすいんだけど、「おまえは1ドル≒150円の頃からMacを使ってるだろう」と言われればそれまでなのだけど、円高の時代がけっこう続いただけに、この差は心理的にでかい。

Apple Watchは手首になじんだか

 結局Apple Watchは面白く使っている。手首系デバイス全部入り的なところがあるので、何に使えるか使うべきか考えるのにいい。

photo 「Apple Watch」

 あれこれアプリ使ったり通話したりしてみたのだが、腕時計なのでどうしても「ウルトラ警備隊が通話するときスタイル」になる。あれ、思ったより左腕が疲れるのだ。荷物を持っていると、荷物を左手に持ってその左手を上に上げて右手で操作とか、そんなに左腕を鍛えたくない。

 手首という場所を考えると、能動的な操作にそもそも向いてないわけで、Apple Watch対応アプリはどんどん増えてるけど、快適に使うコツはApple Watch上に置くアプリ(特にグランス)をギリギリまで削ることかと思う。

 わたしがよく使うのは、アクティビティのチェックと駅.Lockey。駅.Lockeyは最寄り駅の次の電車まであと何分か教えてくれるので、駅までどのくらい余裕があるか調べてる。

 通知系は最高にありがたく、今までメッセージや着信に気付かないことが多かったので、見逃しが減ったのはいい。通知があったらさっと左手首を見て、重要なものだったらiPhoneを取り出し、そうじゃないときはスルーする。

 ライフログ系のアプリはいろいろ出てるけど、まだ決定版がないという印象で、ポイントはそこかなと思う。

Googleフォトに写真を何万枚突っ込んだか

 2015年はハードウェアよりクラウドサービス系が気になったなあということで、一番は「Googleフォト」。

photo 「Googleフォト」

 ずいぶん昔から未来のデジタル写真は最終的にクラウドに全部保管されるようになり、タグは画像解析によって自動的に付けられるようになり、ユーザーは撮るだけでOKになると思っていたんだけど、やっとその時代が来そう。

 で、ハデに動いたのはまたしてもGoogle。無料で無制限でなおかつ自動タグもつけまくり。これが面白いのだ。

 正確にいえば、無料&無制限だと元データを微妙に再圧縮して、デカい画像は1600万画素サイズにリサイズするので、バックアップではないのだけど、ほとんどの人はこれでOKだろうという絶妙な落としどころなのだ。

 しかも自動タグやら自動アニメーションやら勝手にあれこれ作ってくれるのが面白い。面白いので古い写真を少しずつアップロードしてるのだが(既に数万枚以上)、順調にたまっていて面白くなってきた。

 これを使って片っ端から写真を放り込んでいくと、いつでも適当な端末から昔の写真を適当な検索で適当に引っ張り出せる。いい感じで未来である。

 まだアップロードした写真をどう活用するかという点において不満点は残るけど、そういうのって何気なくアップデートされていくものだから、乞うご期待ということで。

スキャナがインターネットにつながって何が起きるか

 クラウドネタをもう1つ。「ScanSnap Cloud」。

 ドキュメントスキャナって使ってる人多いと思うけど、基本的に「スキャナ→スマホ/PC→必要に応じてクラウドへ」という流れだったわけで、わたしは片っ端から「Evernote」に放り込んでいるわけだが、とうとう、順番が逆になったのである。

 ScanSnap Cloudを使えば、「スキャナ→クラウド」とWi-Fiを介して直接転送されるのだ。

photo 「ScanSnap Cloud」

 自分が使うクラウドサービスを登録しておけば、勝手にそっちへデータを投げてくれるのだ。そして必要ならスマホやPCからそこにアクセスすればいい。

 面白いのは、ScanSnap Cloudはスキャンしたデータをクラウドにいったん保持し、そこから他のクラウドサービスに投げるという仕組み。ユーザーは今まで自分が使っていたサービスをそのまま使えるのである(ScanSnap Cloudが対応していれば、だが)。

 スキャナが勝手にインターネットとつながってスキャンしたドキュメントをクラウドに上げてくれる。未来である。

 クラウドサービス自体は以前からあるんだけれども、2015年はAppleもiCloudフォトライブラリサービスを本格的に始め(わたしはiPhoneで撮った写真4万枚以上を全部突っ込んでいる)、音楽配信サービスもクラウド化し、GoogleフォトやScanSnap Cloudも始まり、Microsoftの「One Drive」やらAdobeの「Creative Cloud」やら何やら、そういうのが一気に来た感があって面白い。

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.