サムスン電子のフラッグシップスマートフォンの新モデル「Galaxy S7 edge」が、いよいよ5月19日に日本で発売された。同日から始まった「Galaxy Studio」を取材していた筆者は、その場でS7 edgeを購入できると知り、NTTドコモの「Galaxy S7 edge SC-02H」を思わず機種変更で購入してしまった。
そこで、SC-02Hのパッケージの中身をレポートしたいとい思う。
SC-02Hのパッケージは、海外で販売されているS7 edgeとほぼ同仕様となる。印字が納入先(ドコモ)にカスタマイズされていることが大きな違いだ。
漆黒のパッケージは右側面を引き上げると開く仕組みとなっている。磁石でホールドするため、閉まる際には「パタン」という上品な音がする。作りもしっかりしている。パッケージ(箱)だけで十分満足の行く端末は、個人的にはiPhone以来だ。
パッケージを開けると、SC-02Hの本体が姿を見せる。本体の表面と裏面には、端末輸送時の保護用フィルムが装着されている。裏面の保護用フィルムには、NFC/おサイフケータイの利用上の注意とバッテリーを取り外せない旨の注意書きが印字されている。また、管理用のタグシールを貼る部分に切り欠きが入っている。
なお、下の写真の保護用フィルムには気泡が多く入ってしまっているが、本来の開封直後の状態では気泡はほとんど入っておらず、本体にピッタリと付いている。保護用フィルムをはがした後に再度貼って撮り直したためにこのようになってしまった。
本体と本体用トレイを取り出すと、小さく細長い箱が入っている。ここには、「クイックスタートガイド(簡易取扱説明書)」「ご利用にあたっての注意事項」とSIMトレイを取り出すためのピンが入っている。
詳細な取扱説明書は「eトリセツ」アプリでダウンロードするかドコモのWebサイトでPDFファイルを参照する必要がある。
SIMピンは、箱の中に入った台紙に固定されている。台紙を引っ張り出してから取り出すようにしよう。なお、SIMピンは試供品扱いで、なくしたり破損したりした場合に購入できないので気を付けよう。
先述の箱を取り出すと、パッケージの最下層にたどり着く。ここには、フルセグ/ワンセグ視聴時に利用するアンテナケーブルと、イヤフォンマイクが入っている。海外販売分では充電用のUSBケーブル、ACアダプターやUSB OTGアダプターも同梱するが、SC-02Hでは「オプション品」扱いとなる。
アンテナケーブルにもイヤフォンマイクにも「Galaxy」のロゴが入っている。後者は海外販売分では「Samsung」ロゴとなっているため、ある意味で「日本限定品」ということになる。なお、イヤフォンマイクは試供品扱いとなるため、なくしたり破損したりした場合は購入できない。
さて、購入から丸一日経過したSC-02Hだが、基本的には操作感はスムーズで、何をしても快適だ。
5.5型のスマホとしては大きめのディスプレイを搭載している割には、端部のエッジ処理のおかげか、非常に持ちやすい。大画面スマホにありがちな「画面上部に指が届かない」問題については、ホームキー3回連打して画面を縮小表示できる機能を有効にすればある程度解決できる。
ただし、USB端子をPCにつなぐと、この機能が自動的に無効となる。PCにつないで充電する人は、少し気にとめておこう。
おサイフケータイとして「モバイルSuica」と「iD」をセットアップしたが、改札機や端末での決済ともに問題はない。ただし、以前の端末と比較すると、タッチポイントがやや低いところあるため、個人的には慣れがもう少し必要そうだ。
Galaxy S6 edge/S6では一部で「本体が熱くなりやすい」という声もあり、実際に筆者もそう感じることが少なくなかったが、SC-02Hについては今のところ、通常利用の範囲では本体の熱さを感じることはない。ただし、通信とバックグラウンド処理が絶え間なく続く初期設定時は、さすがに熱くなった。熱回りでは、少なくともS6 edge/S6より快適に使えそうだ。
ホームキーに備わる指紋認証センサーは感度、認証速度ともに申し分ない。スリープ解除からロック解除までの一連の動作を、迅速かつ快適に行える。ただし、指紋認証は指のコンディションにも左右されるので、ここはもう少し様子見をするつもりだ。
今後、SC-02Hを継続して利用して気付いたことがあれば記事として掲載する予定だ。ご期待頂きたい。
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