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» 2016年06月02日 19時50分 UPDATE

人に寄り添い「活きる力を起動する」――2016年夏、AQUOSスマホの新しい船出

2015年冬モデルで「人に寄り添うパートナー」としてAQUOSスマホをリブランドすることを宣言したシャープ。2016年夏モデルは、リブランドのテーマをより体現した仕上がりとなっている。

[井上翔,ITmedia]

 シャープのAQUOSブランドのスマートフォン・ケータイは、2015年冬モデルから「人に寄り添うパートナー」としてブランドの再構築を行っている。

 同社は6月21日、その理念を継承したAQUOSスマホ・ケータイの2016年夏モデルの製品説明会を開催した。2016年夏モデルでは、フリーアナウンサーの加藤綾子さんを起用したテレビCMを通して「新生AQUOS」を訴求する。

シャープの16年夏モデル シャープの2016年夏モデル。左からNTTドコモ向けの「AQUOS ZETA SH-04H」、au(KDDI・沖縄セルラー電話)向けの「AQUOS SERIE SHV34」、ソフトバンク向けの「AQUOS Xx3」、au向けの「AQUOS U SHV35」「AQUOS K SHF33」
加藤綾子さん 新しいCMに出演するフリーアナウンサーの加藤綾子さん

モノの人工知能化=AIoT化を進める「ココロプロジェクト」

シャープの林氏 シャープの林氏

 シャープ コンシューマーエレクトロニクスカンパニー 通信システム事業本部 パーソナル通信事業本部 商品企画部 部長の林孝之氏は、冒頭で「ココロプロジェクト」について説明した。このプロジェクトでは、家電製品に人工知能(AI)と通信機能を積極的に搭載することで、単なる「IoT(Internet of Things:モノのインターネット)化」にとどまらない「AIoT(AI of Things:モノの人工知能)化」を目指している。

 「知性を持ち、愛着を生み出す存在」(林氏)となるココロプロジェクト対象製品には、共通のロゴマークを付与。AQUOSスマホ・ケータイも、その対象となっている。

ココロプロジェクト シャープの「ココロプロジェクト」では、人工知能(ココロエンジン)と通信機能でコンシューマー向け機器に高い知性を与えることで、ユーザーにより愛着を持ってもらうことを目指している
ココロプロジェクト共通マーク ココロプロジェクト対象商品には、共通ロゴマークを付与

2016年夏モデルの「活きる力を起動する」特徴

 先述の通り、2015年冬モデルからリブランドに取り組んでいる。「単なる道具という枠を超え、人の表情も責任を持って作っていくパートナーであり続ける」(林氏)べく、新たなブランドコンセプト「活きる力を起動する」を定めた。

 2016年夏モデルではこのコンセプトは継承しつつ、「テクノロジーはどこまで『活きる力』になれるか」をテーマに製品開発に取り組んできたという。

デザインは「EDGEST」から卒業(?)

 2016年夏モデルのデザイン上のテーマは、「生命感」を呼び起こすことだ。快適さと上質さを重視し、AQUOSのアイデンティティでもあった三面超狭額縁の「EDGEST」デザインから、全体的に丸みを帯びたデザインに変更された。

 ハイエンドモデルの「AQUOS ZETA SH-04H」「AQUOS SERIE SHV34」「AQUOS Xx3」では、画面の「2.5Dガラス」や側面のメタルフレームによって高い質感を演出している。フレームには持ちやすさを高めるカット処理も施されている。

 ミドルレンジモデルの「AQUOS U SHV35」でも、背面パネルをマット(非光沢)仕上げとすることで上質感を持たせている。

ハイエンドモデルのデザインの特徴 ハイエンドモデルのデザイン上の特徴。デザインは刷新されたが、2015年冬モデルで好評だった「ヒカリエモーション」は引き続き搭載する
AQUOS U SHV35の背面 ミドルレンジモデルのAQUOS Uでは、背面パネルをマット仕上げとすることで上質感を演出

エモパーはヘルスケアに対応

 ココロエンジンを使ったAQUOSスマホ独自のエージェント機能「エモパー」。継続ユーザー数が40万人を超えたというこの機能は、2016年夏モデルからバージョン4.0となる。

 同バージョンで一番の目玉となる新機能は「エモパーヘルスケア」だ。この機能を使うと、自分の体重と歩行歩数を考慮した健康アドバイスをお話ししてくれる。さらに、タニタのBluetooth体組成計と連携すると、計測データとそれに関連する豆知識をエモパーが話してくれるほか、計測データをエモパー経由でタニタの健康管理サービス「ヘルスプラネット」へと自動送信する機能を使うことができる。

 自分の意思だけで続けることが難しい健康管理を、「エモパーと一緒に、正しく楽しく続けられる」(林氏)。

エモパーヘルスケア エモパー4.0の新機能「エモパーヘルスケア」。タニタのBluetooth体組成計とも連携できる

 また、旅行・出張からの帰宅後に出かけた先のことを振り返って話す機能や、エモパーが話した内容をGoogle検索できる機能が新たに追加される。さらに、「エモパーメモ」の音声認識精度が向上し、より正確なメモを残せるようになった。

エモパー4.0の機能改善 エモパーが話した後に「詳しく」「検索して」と話しかけるとGoogle検索をする機能も新登場。エモパーメモは音声認識精度を向上し、より正確なメモを取れるようになった

 なお、エモパー4.0はau向けのケータイ「AQUOS K SHF33」にも搭載される。ただし、AQUOSスマホに搭載されるものとは一部機能が異なる。

 既存のエモパー対応AQUOSスマホにも後日、エモパー4.0が配信される予定だ。ただし、ハードウェアに依存する機能は一部対応しない可能性がある。

ハイエンドモデルは「ハイスピードIGZO」を引き続き搭載

 ハイエンドモデルには、2015年冬モデルに引き続き「ハイスピードIGZO(液晶)」を搭載する。ハイスピードIGZOは、通常のスマホ用液晶の2倍となる秒間最大120回の画面更新(120Hz駆動)に対応し、画面スクロール時の残像感を軽減することができる。残像感の軽減は目の疲労感の軽減にもつながるという。

目の疲れを軽減できるハイスピードIGZO ハイスピードIGZOは単に画面描画がなめらかになるだけではなく、目の疲れも軽減できるという

カメラは特に「花火撮影」を強化

 ハイエンドモデルのアウトカメラは、2260万画素のセンサーに新開発のF1.9レンズを組み合わせている。特にレンズには力が入っており、「画像処理エンジンでの補正が不要」(林氏)なほどにゆがみの少ないものとなっている。アウトカメラはリコーイメージングによる「GR certified」認証も取得している。

 カメラ撮影における主な新機能としては、打ち上げ花火の一番盛り上がるシーンを自動撮影する「花火撮影モード」と、H.265形式で撮影した4K(3840×2160ピクセル)・2K(1920×1080ピクセル)動画から静止画を切り出す「あとからキャプチャー」がある。このうち、花火撮影モードはAQUOS Uでも利用できる。

GR certified ハイエンドモデルは、3機種ともにリコーイメージングから「GR certified」を取得
カメラの新機能「花火撮影モード」 打ち上げ花火の撮影を自動で行う「花火撮影モード」を新搭載

ユーザビリティも向上

 2016年夏モデルは、ユーザビリティの向上にも取り組んでいる。

 本体を持って手首をひねると1つ前に表示していたアプリに戻れる「ツイストマジック」や、ワンタップするだけで自動で画面を上下にスクロールできる「スクロールオート」はその例だ。ツイストマジックは、2つのアプリを頻繁に行き来するような使い方をする場合に役立つ。また、スクロールオートは縦長のページを見る時に便利だ。

ツイストマジックとスクロールオート 2016年夏モデルで共通の新機能「ツイストマジック」と「スクロールオート」

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