iPhone SEの発売から約3ヵ月が経過しました。市場には新品の在庫が潤沢になりつつありますが、一方で、中古市場はどうなのでしょうか。iPhone SEをはじめ、iPhone 6s/6s Plusの中古価格を調査しました。
白ロム販売店として名の知られているイオシス アキバ中央通店には多くの外国人が訪れていました。
そんな同店で確認できたiPhone SEの在庫はSIMフリー版64GB・Bランクの中古品(67,800円)と、au版の16GB・Sランク(54,800円)。たったの2台だけでした。 お店のスタッフに聞いたところ「数週間前に入ってきたが、すぐに売れてしまった」とのこと。頻繁にモノが入ってくる状況ではなく、1台だけでもSIMフリー版の在庫を発見できたのは奇跡的なのかもしれません。
そのほか、未使用品SIMフリー版のiPhone 6s 16GBが79,800円、64GBが94,800円、128GBが104,800円。未使用品SIMフリー版 iPhone 6s Plus 128GBが114,800円で販売。端末の状態により多少価格は前後しますが、新品SIMフリー版 iPhone 6s 16GBモデルで8万円ちょっと。未使用とはいえ、まだまだ中古価格も高いことがわかります。
秋葉原・中央通りの角、目立つ位置に構えているのがソフマップ 秋葉原モバイル館。
ここではiPhone SEのSIMフリー版およびドコモ版の在庫は確認できず。iPhone SEで在庫があったのはau版とソフトバンク版だけで、それぞれ1機種のみ。au版は64GBのローズゴールドで価格が61,344円。ソフトバンク版も同じく64GBのローズゴールドで61,344円でした。
SIMフリー版のiPhone 6sは64GBが82,044円、SIMフリー版のiPhone 6s Plusは64GBで90,604円。余談ですが、店内で中古スマホを物色しているお客さんはあまりiPhoneを見ておらず、ASUSやHUAWEIといった成長著しいAndroid SIMフリースマホの品定めしているようでした。
iPhoneの動向も気になりますが、最近のAndroidのSIMフリースマホには、iPhoneに負けず劣らずのスペックを持った機種が増えており、安価で購入できるとあれば興味が向かうのも無理はない話ではないでしょうか。
2016年2月にオープンした日本最大級の在庫数を誇る中古携帯電話ショップがゲオモバイルアキバ店です。1階から6階のうち、2階ではiPhoneやiPadなどApple関連の中古端末だけを販売しています。
iPhone SEが確認できたのはドコモ版とソフトバンク版。ドコモ版は64GBで59,184円、ソフトバンク版は16GBで42,984円でした。
店舗スタッフの話によると、「iPhone SEは滅多に入荷しないが、たとえ入荷してもそうすぐに売れるものでもない」とのこと。コンパクトなiPhoneを求める声が多く聞かれていましたが、少なくとも中古市場では買い換え行動には表れていないようです。もちろん、中古を選ばずに新品を購入しているユーザーがいることも予測できるので判断は難しいところ。
他のiPhone価格はというと、ドコモ版の中古iPhone 6sは128GBが77,800円、16GBが59,800円。iPhone 6s Plusは128GBが83,800円、64GBが78,800円でした。状態に差はあるのかもしれませんが、今回見た店舗の中では、最もリーズナブルな価格設定。ニーズの差なのか、持ち込まれる端末数の違いなのかはわかりませんが、この価格なら中古ならではのお得感があるのではないでしょうか
今回、秋葉原のショップを調査してみて、iPhone SEの在庫がほとんどないことに驚きました。中古市場へ流れてくる数が少ないだけでなく、ショップ店員から聞いた話からiPhone SEの人気の低さを伺うことができました。あと2、3ヵ月もすればAppleが次期iPhoneの発表するはず。中古市場に変動が見られるのは、その時かもしれませんね。
※価格はすべて税込み表記。
(文:アスカ)
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