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» 2016年08月03日 18時30分 公開

ポケモンGOのカウントフリーはやる? iPhoneの販売は?――「mineoファンのイベント」質疑応答 (1/2)

7月30日と31日に開催された「mineoファンのイベント」では、参加者からさまざまな質問や要望が出た。ネットワーク、サービス、端末、全体戦略に分けてお届けする。

[田中聡,ITmedia]

 7月30日と31日に開催された「mineoファンのイベント」では、参加者からさまざまな質問や要望が出た。約50分をめいっぱい使うほど(恐らく他にも質問をしたい人はいたはず)、活発な意見交換が行われた。ここでは31日の東京会場での質疑応答をお伝えしたい。ケイ・オプティコム モバイル事業戦略グループ グループマネージャーの上田晃穂氏、モバイル事業戦略グループ モバイル事業戦略チーム チームマネージャーの森隆規氏、経営本部モバイル事業戦略G モバイル事業戦略T マネージャーの杉野浩司氏が回答した。

mineoファンのイベントmineoファンのイベント ケイ・オプティコムの上田晃穂氏(写真=左)と森隆規氏(写真=右)

ネットワークについて:カウントフリーは微妙だと思う

―― IIJは接続点を分散していると聞いている。その点はどうお考えか。

杉野氏 mineoでは大阪の1拠点で接続しているので、大阪の拠点に何かあれば全断してしまうので、懸念している。東京と大阪の2拠点化は検討している。

―― (低速でも最初の数秒間は高速で通信できる)バースト転送の量を増やすことは考えているか?

杉野氏 75KBのバーストは用意しているが、どれぐらい増やせばどれぐらい体感がいいかの相関性はまだ見えていないので、検討している。

―― LaLa Callの品質がいまひとつ。ノイズがあって相手から聞き取りづらいと言われたことがある。改善はできないのか?

杉野氏 機種ごとにチューニングをしたり、いろいろな取り組みをやったりしている。コーデックの調子や音量を改善している。

―― DTIやFREETELなど、最近「ポケモンGO」の通信を無料にしているところがあるが、通信の秘密、パケットの中身をのぞくのはポリシー上どうなのか? という話もある。mineoさんはどう考えているか。

DTI SIM DTI SIMでは、ポケモンGOの通信量をカウントしない施策を打ち出している

杉野氏 技術的観点で言うと、パケットの中身をのぞいているので、デリケートな問題だと思っている。われわれとして、カウントフリーはなかなか微妙な感じ。お客さまに対して、個別かつ明示的な同意を取っていないので、そこに踏み込んだサービスは現時点では考えていない。

森氏 (カウントフリーは)個人的にはあまり魅力的なサービスではないと思う。そもそもユーザーさんがそこまでパケットを使っているのか? (mineoでは通信節約の)スイッチをオン/オフできるが、(ポケモンGOでも)200kbpsで使えることが多いのかなと。スイッチをオンにすれば全てフリー(通信制限なし)なので、プロモーションの問題だと思っている。あまり積極的にカウントフリーをやろうとは思っていない。マイネ王でもそれほど多く要望は挙がっていないと思う。

mineoファンのイベント 「mineoスイッチ」アプリから低速通信に切り替えられる

―― 最低通信速度は、いろいろな会社が200kbpsにしているが、mineoではこれを300kbpsや400kbpsに上げる考えはないのか。

杉野氏 スピードを上げると使いやすくなって競争力は上がるが、そこまでの準備はできていない。また、mineoでは200kbpsの通信を使っても上限が来ないのは競争力になっていると思う。まずは200kbpsの使い放題でmineoの良さを知っていただくのが第一。その先に300kbpsで別の商品を作ることも考えられるが、現時点では予定していない。

―― どのMVNOも、昼と夜が遅くなっているので、「プレミアムコース」で昼と夜の時間帯に対して、何か補足的なことをやってくれると不満がなくなると思う。

森氏 お昼だけ速くしてほしいのに……というのがうれしいということは分かります。それを含めて検討している。

プレミアムコース 専用帯域で安定した速度を確保する「プレミアムコース」。9月に提供予定

サービスについて:ドコモSIMの手数料徴収は「痛い」

―― ドコモとauのSIM一体化の話が最近薄れているが、現状はどうなっているのか。

森氏 検討は進めている。「いつどんなサービスを」というのは、もう少し待ってほしい。諦めてはいない。

―― 4社以上のSIMを持っていて1つに統一したい。通信のシェアをする考えは? 10GBで3〜5枚といった形で包括できれば、そこに移動したい。

上田氏 実はそういう業者はあって、例えばIIJさんがやっている。mineoでは今のところ、1回線で複数SIMはできていないが、少量のデータ容量ならパケットギフトやフリータンクを利用してよく使うSIMに振り分けるとか、柔軟性のあるデータの使い方ができる。

―― mineoでは使用量が見えるアプリ(mineoスイッチ)を提供しているが、IIJは(アプリの)APIを開放していて、いろいろなアプリが(個人から)出ている。容量が厳しくなったら通知をするといったアプリを自分でも作りたい。APIの開放を考えてほしい。

杉野氏 そういう要望があることは分かっている。やりたくないわけではなく、アプリでもやりたいことがたくさんある。お金も人の手もあり、順番に整理して、何が一番受けるのかを考えながら検討している。

―― 日本国内のSIMを入れ替えずに海外でも使いたい。今は通話しかローミングができないので、データローミングも検討してほしい。

杉野氏 アウトローミングのデータ版もあるが、使いづらく、つなぎにくい形なので、ニーズとコストのバランスでまだ提供していない。ニーズを見ながらだと思っている。

―― 今後の新サービスの展開は?

森氏 安心感を追求し、フリータンクに次ぐサービスをリリースしたい。

―― 店舗展開やサポートの拡大は?

森氏 東京では渋谷が一番のスポットになるので、ぜひ、今日の帰りにチラッと見てほしい(mineoでは2017年初頭に渋谷への出店を計画している)。関西にもう1店舗出したい。

mineoファンのイベント 2017年に渋谷店舗がオープンする予定。1階はカフェになっており、2〜3階に申し込みスペース、4階に既存ユーザーがふらっと立ち寄れるようなくつろぎスペースを用意する

―― 「定額通話30/60」はどういう経緯で決まった?

森氏 発表してから2カ月でだいぶ状況が変わってきた。なぜ出したかというと、皆さんの1カ月の通話総量を分析すると、30分以内で終わる人がほとんどだった。なので、かけ放題よりも「何分」と設定した方が、皆さんの使い方に合うのではないかと考えて定額制にした。それなりに受けていて、新規の音声契約の15%ぐらいが通話定額に入っている。しかし今週(7月25日週)、3社さんほどかけ放題ラッシュがあった(イオンOCNIIJ)。というのも受けて、mineoとしてどんな電話サービスを提供していくかを考えていくべきだと思っている。お得で、しかも楽しいサービスになったらいいと思う。

―― 8月からドコモがSIMの手数料を(394円に)上げたという話を聞いたが、どう扱っていくのか?

森氏 めっちゃ痛い。プリペイドは(ユーザーから通信料を)回収できる期間が短いので、値上げせざるを得ないと思っている。ポストペイドについては、長いこと利用いただければ薄まっていくことから、企業努力で吸収できないか検討したい。今すぐ事務手数料を上げることは考えていない。

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