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» 2017年03月15日 06時00分 UPDATE

SIM通:絶好調!「Y!mobile」「UQ mobile」のiPhone 5sとは

Y!mobileとUQ mobileにおいて、人気の屋台骨となっている機種がiPhone 5sです。しかし、iPhone 5sは2013年9月発売と約3年半も前の機種。そこで、他のiOS機種と比較しながらiPhone 5sを分析してゆきます。

[SIM通]
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 競争の激しい格安スマホ業界において、Y!mobileとUQ mobileが絶好調です。ともに関連会社の携帯ブランド「SoftBank」「au」に勝るとも劣らない通信品質と、通話料金も込みの手頃な価格が支持され、契約者数が増加。家電量販店の携帯電話売り場でも、この2社のコーナーはひときわ盛り上がっています。

絶好調!「Y!mobile」「UQ mobile」のiPhone 5sとは

 Y!mobileとUQ mobileにおいて、人気の屋台骨となっている機種がiPhone 5sです。ある量販店のY!mobileスタッフのかたに聞くと、「新規契約の3割ほどがiPhone 5s」とのことでした。他の格安スマホ事業者でiPhoneを提供している事業者はほとんどないため、「月々の料金を安くしたい。でもiPhoneを使いたい」かたは、Y!mobileかUQ mobileを選ぶことになるでしょう。

 しかしながら、iPhone 5sはグローバルでの発売が2013年9月と、約3年半も前の機種。長く使うにあたっては気になる点もあります。そこで、他のiOS機種と比較しながらiPhone 5sを分析してゆきます。

iphone 5sの復活劇はスマホ史上でもまれなケース

 前述のとおり、iPhone 5s自体は2013年9月に発売された機種です。ドコモ・au・SoftBank、そしてApple StoreでSIMフリーモデルが登場しました。その後、後継機種であるiPhone 6シリーズ(2014年)、iPhone 6sシリーズ(2015年)の登場により、iPhone 5sは旧機種として収束するかと思われました。ところが、2016年3月にY!mobileが取り扱いを開始し、見事復活を果たしたのです。

 同じ2016年3月には、iPhone 5sと同じ筐体でプロセッサ・カメラなどを強化した派生モデル「iPhone SE」が誕生。史上初の「1年に2度のiPhone発表」となりました。

iPhone SE

 iPhone SEの登場からしばらく経ち、次世代のiPhone 7シリーズ登場が期待されていた2016年7月、今度はUQ mobileがiPhone 5sの取り扱いを開始します。

iPhone発売年表
2013年 09月 iPhone 5s/5c販売開始(docomo・au・SoftBank)
11月 iPhone 5s/5c販売開始(Apple Store)
2014年 09月 iPhone 6/6 Plus販売開始(docomo・au・SoftBank・Apple Store)
2015年 09月 iPhone 6s/6s Plus販売開始(docomo・au・SoftBank・Apple Store)
2016年 03月 iPhone 5s販売開始(Y!mobile)
iPhone SE販売開始(docomo・au・SoftBank・Apple Store)
07月 iPhone 5s販売開始(UQ mobile)
09月 iPhone 7/7 Plus販売開始(docomo・au・SoftBank・Apple Store)

 スマートフォンの登場からおよそ10年。日々進化し続け、新しいモデルが出るたびに驚きと感動があります。しかし、機種が陳腐になってしまうペースも早く、登場から2年も経てばパフォーマンスが落ち、実用性が低くなるのが常でした。しかしながら、iPhone 5sは発売から2年半経って復活。さらには同じ筐体を持つiPhone SEが出てきたことで、ケースなどのアクセサリー類も復活しました。2013年発売の機種が2017年春商戦でも売れ続けているのは、異例中の異例とも言えるでしょう。

iOS10を入れてもサクサク動くiPhone 5s

 発売から時間が経っているiPhone 5sですが、驚くことに最新のiOS10を導入してもサクサクと動きます。

iPhone 5s、iPhone SE、iPhone 7のスペック比較
機種名 iPhone 5s iPhone SE iPhone 7
サイズ
(高さ×幅×厚さ)
123.8mm×58.6mm×7.6mm 123.8mm×58.6mm×7.6mm 138.3mm×67.1mm×7.1mm
重量 112g 113g 138g
チップ A7チップ
M7モーションコプロセッサ
A9チップ
M9モーションコプロセッサ
A10 Fusionチップ
M10モーションコプロセッサ
ディスプレイ
サイズ
4インチ 4インチ 4.7インチ
解像度 1,136×640(326ppi) 1,136×640(326ppi) 1,334×750(326ppi)
通信速度 下り最大100Mbps 下り最大150Mbps 下り最大450Mbps
アウトカメラ 800万画素 1200万画素 1200万画素
インカメラ 120万画素 120万画素 700万画素
ビデオ 最大1080p HD(30 fps) 最大4K(30 fps) 最大4K(30 fps)
Touch ID 対応(第一世代) 対応(3第一世代) 対応(3第二世代)
3D Touch 非対応 非対応 対応
防水 非対応 非対応 対応
Apple Pay
(Suicaなど)
非対応 非対応 対応

 iPhone 7のチップ「A10フュージョン&M10」はスマホであり余るほどのパワーですので、iPhone 5sに搭載されている旧世代「A7&M7」でも、基本操作は快適です。動画編集や高負荷の3Dゲームならともかく、SNSやちょっとした検索くらいに使用するのであれば、iPhone 5sでじゅうぶんでしょう。3年半前に発売された機種ですが、最新のOSが配信され、きちんと使うことができるのは「さすがiPhone」と言ったところでしょうか。

 ただし、インカメラの画素数や動画のサイズ、3D Touchや防水の有無など、細かい点で最新機種との差があるので、注意が必要かもしれません。

iPhone 5s発売から3年半が経過 さらに長期間使うことは可能?

 前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。

 製品としての活躍期間の長さや、同型の後継機が投入された異例さを考えると、iPhone 5sはスマホ史において「名機」と言い切って差し支えない機種だと思います。しかしながら、Y!mobile、UQ mobileで発売されているiPhone 5sの価格は38,988円からとなっており、2年間、あるいはそれに準ずる長期の継続利用が前提の価格です。

 価格の比較をしたものが下の表です。参考として、Apple Storeで販売中のSIMフリーiPhone SEの価格も載せておきます。

価格の比較
キャリア 一括価格(税込) 実質価格
(2年継続利用した割引後の価格)
Y!mobile
iPhone 5s
16GB 38,988円 実質100円〜
32GB 42,876円 実質100円〜
UQ mobile
iPhone 5s
16GB 46,764円 実質100円〜
iPhone SE
SIMフリー
16GB 48,384円 なし
64GB 53,784円

 この「実質価格」は大手携帯電話事業者で広く採用されている仕組みで、ひとつの機種を継続利用していると、最大2年間は割引が適用されます。ただし、機種変更や解約を行うと適用外になるので注意が必要です。

 Y!mobileもUQ mobileも実質価格は驚くほど安いのですが、一括価格はSIMフリー版のiPhone SEと大きな差がないのに注目。中古のiPhone 5sが20,000円前後で購入できることなどを考えると、Y!mobile、UQ mobileのiPhone 5sの一括価格は少し高いように感じられます。

初代iPad miniからiPhone 5sの寿命を考える

 そこで参考にしたいのが、初代iPad miniです。私は地元でiPad教室を開催しており、中高年の方を対象に色々とレクチャーしていますが、初代iPad miniの実用動作が厳しくなっているのを痛感します。キーボードを出したり、検索したりするのに時間がかかり、フリーズしてしまうのです。

iPad miniとiPhone5sの比較
機種名 発売日 初期OS 最終OS チップ RAM(非公開)
初代iPad mini 2012年11月 iOS6 iOS 9 A5 512MB
iPhone 5s 2013年09月 iOS7 A7&M7 1GB

 2016年に配信されたiOS10のアップデートはiPad miniへは見送られ、iOS9.x世代でストップ。前述したようなパフォーマンスの問題もあり、iPad miniは現役引退の方向へと移行しています。iPhone 5sと発売が近いiOSデバイスが徐々に退いていく姿を間近で見ていると、iPhone 5sを2年間の利用が前提の価格で購入するのはいかがなものだろうか?と個人的には思います。

 iPadシリーズと「名機」iPhone 5sではAppleのサポートの比重も変わるでしょうから単純な比較はできませんし、Y!mobileとUQ mobileのそもそもの料金が安いので、iPhone 5sを選ぶのはじゅうぶんアリだと思います。ただし「この機種を2年間使えるかどうか」をある程度考慮し、そのうえでの購入をおすすめします。

(文・モバイルプリンス)

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