MMD研究所は、4月27日に「2017年中古端末に関する購買動向調査」の結果を発表した。対象は15歳以上の男女2125人で、調査期間は4月12日〜4月19日。
現在所有している携帯電話・スマートフォンは「新品で購入した端末」が91.6%で、「中古で購入した端末」が1.7%「家族・友人から譲り受けた端末」が1.0%。2016年の調査結果と比較すると「新品で購入した端末」が2.9ポイント増、「中古で購入した端末」が1ポイント減っている。
また、携帯電話・スマートフォンを利用している15歳以上の男女(2006人)に以前利用していた端末を尋ねると、「そのまま持っている」が55.0%と最多となり、「通信業者の下取りプランに出した」が25.8%、「中古買取店に買い取ってもらった」が3.9%と続く。2016年の調査結果と比較すると「そのまま持っている」が55.0%で4.9ポイント減、「通信業者の下取りプランに出した」が8.9ポイント増えた。
以前利用していた携帯電話・スマートフォンをそのまま持っていると答えたユーザーに理由(複数回答)を聞いたところ、「個人情報が心配で手放せないから」が36.9%と最も多く、次いで「どうせ大した値段で売れないと思うから」が33.5%、「サブとしてたまに利用しているから」が18.6%となった。
そのまま持っている理由を性年代別にコレスポンデンス分析を実施した結果、「40〜60代の男性」が「どうせ大した値段が売れない」のスコア、「30〜60代女性」は「個人情報が心配で手放せないから」のスコア、「10代の男女」は「サブとしてたまに利用しているから」のスコアが近い結果となった。
中古で端末を購入したという回答者を除き、携帯電話・スマートフォンを利用しているユーザー(1969人)へ中古端末購入に抵抗があるかどうかを聞くと、「抵抗がある」の42.9%と「やや抵抗がある」の36.2%と合わせ、79.1%が中古端末に対して抵抗があるという結果になった。
中古端末購入への抵抗について性年代別にコレスポンデンス分析を実施した結果、「40〜60代の女性」が「抵抗がある」、「10〜30代女性」は「やや抵抗がある」のスコアが近い。相対的に「男性」は「あまり抵抗はない」のスコアが近い結果となり、男女に差が見られた。
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