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» 2017年06月24日 06時00分 UPDATE

石野純也のMobile Eye:デザインだけじゃない トータルで満足度の高い「Galaxy S8/S8+」 (1/3)

「Galaxy S8」「Galaxy S8+」が日本でも発売された。筆者はドコモ版Galaxy S8+を発売日に購入し、2週間ほど使い続けてきた。未来を感じさせるデザインや高いパフォーマンス、使い勝手のよさなどがあり、トータルで満足度の高い端末だと実感している。

[石野純也,ITmedia]

 サムスン電子のフラグシップモデル、「Galaxy S8」と「Galaxy S8+」が6月8日に発売された。国内では、ドコモとKDDIが両機種を取り扱う。3月に米ニューヨークで発表され、その斬新な見た目が話題を呼んだこともあり、出足も好調だったようだ。家電量販店のPOSデータを集計するGfK Japanのランキングを見ると、発売初週はドコモ版のGalaxy S8+が総合ランキングで5位に、同Galaxy S8が8位につけている。

 キャリア別ランキングを見ると、ドコモはGalaxy S8+が2位、Galaxy S8が4位なのに対し、auではGalaxy S8+が4位、Galaxy S8が6位という結果となった。GfKのデータにはキャリアショップなどの販売数が含まれていないため、実態とは異なる可能性もあるが、スタートダッシュは順調だったといえるだろう。「Galaxy Note7」の焼損事故を受け、大きな痛手を負ったサムスン電子だが、こん身のフラグシップモデルで名誉挽回した格好だ。

 かく言う筆者も、ドコモ版Galaxy S8+を発売日に購入し、2週間ほど使い続けてきた。結論からいえば、未来を感じさせるデザインや高いパフォーマンス、使い勝手のよさなどがあり、トータルで満足度の高い端末だと実感している。その詳細を、KDDIから借りたGalaxy S8と合わせ、レビューしていきたい。

Galaxy S8/S8+ ドコモとauから発売された「Galaxy S8」(左)と「Galaxy S8+」(右)
Galaxy S8/S8+
Galaxy S8/S8+Galaxy S8/S8+
Galaxy S8/S8+Galaxy S8/S8+ 背面はガラスで、フレームも同色にまとめられており、一体感がある

Infinityディスプレイによって実現した、未来感あふれるデザイン

 Galaxy S8、S8+の魅力は、Infinityディスプレイに凝縮されていると言っても過言ではない。左右は先代の「Galaxy S7 edge」と同様、緩やかに湾曲しており、正面からだとベゼル(額縁)がほとんどないように見える。これに加え、Galaxy S8、S8+では、上下のベゼルも一気に狭くした格好だ。

 上下のベゼルにはインカメラや近接センサー、虹彩認証のための赤外線センサーなどを配置しなければならないため、さすがにベゼルレスにするのは難しいが、Galaxy S8、S8+では、それが最小限に抑えられている。インカメラやセンサー類があまり目立たないように処理されているのも好印象だ。ベゼルをそぎ落とすために、初代「Galaxy S」から脈々と受け継がれてきたホームボタンすら排除されている。

Galaxy S8/S8+ エッジスクリーン効果で左右のベゼルがほぼ見えないうえに、上下のベゼルもギリギリまでそぎ落とされている

 これによって、ディスプレイを点灯させたとき、まるで画面の表示が浮かび上がっているかのように見える。もちろん、実際にはベゼルがあるため、あくまでも比喩ではあるが、他のスマートフォンと比べると、その感覚はよく分かるはずだ。サムスン電子の開発担当者は、「ディスプレイデバイスであるスマートフォンの本質に集中した」と語っていたが、目に入るノイズを、極限までそぎ落とした形に仕上がっている。この未来感あるデザインを見ると、他のスマホが過去のものに感じられてしまう。

 ディスプレイはこの機種のために開発されており、一般的な16:9ではなく、18.5:9の比率を採用。縦長にすることで、ディスプレイの面積を広げながら、横幅を抑えることに成功した。スペック上はGalaxy S8が5.8型、S8+が6.2型と大画面だが、比較的手の大きな筆者であれば、どちらも片手で持って、操作することができる。むしろ、Galaxy S8は小さいと感じるほどだ。

Galaxy S8/S8+ やや大きいが、ギリギリ片手で操作できるGalaxy S8+
Galaxy S8/S8+ 手のひらにすっぽり収まる、Galaxy S8

 もちろん、比率が異なるため、通常のスマートフォンと一概には比較することができない。ディスプレイの比率に近いコンテンツを表示させる分には確かにいいが、逆に4:3や16:9のコンテンツだと、縦が大きく余ってしまう。16:9のディスプレイを搭載したスマートフォンに置き換えると、Galaxy S8が5型前後、S8+が5.5型前後に近いサイズ感で、横幅もこれに近い。

Galaxy S8/S8+ 映画を拡大表示すると、ややトリミングされてしまうが、画面いっぱいに広がり迫力満点

 縦長になっているため、サイズの大きなGalaxy S8+だと指が画面上部まで届きづらいかとも思っていたが、実際に使ってみると、意外と片手でも安定して操作できる。背面にもカーブがかけられているためか、手にしっかりとフィットするためだ。

 むしろ、筆者の手にはGalaxy S8が小さく感じる。ディスプレイが大きい方が、文字を大きくできたり、映像に迫力が出たりといったメリットがあるため、Galaxy S8+を選んで正解だった。この辺の感じ方は、手のサイズやこれまで使ってきたスマートフォンによるところも大きいため、店頭でぜひ両方の実機を触ってみることをオススメしたい。

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