中古でもiPhoneが人気の理由中古携帯の動向を追う(1/2 ページ)

» 2017年07月25日 11時56分 公開
[粟津浜一ITmedia]

 世界を変えたといわれる「iPhone」が最初に発売されてから、2017年でちょうど10年。ライバルGalaxyの攻勢や中国メーカーのXiaomiやOPPOなど安価なスマホに押されて、iPhoneのシェアが落ちてきている中、日本は今やスマホユーザーの5割以上がiPhoneという「iPhone全盛時代」の真っただ中。日本のiPhoneは、中古スマホ市場でも大人気です。今回は、中古iPhoneの人気の秘密に迫ります。

中古iPhone 中古店でもiPhoneは多数販売されている(写真は2016年2月のゲオモバイル アキバ店)

日本のスマートフォンのシェアは半分以上がiPhone

 調査会社MM総研によると、2016年度通期(2016年4月〜2017年3月)の携帯電話端末総出荷台数は、前年比0.3%減の3648.6万台。スマートフォン出荷台数は3013.6万台(3.3%増)と初めて3000万台を突破。メーカー別出荷台数シェア1位はAppleで、2012年度以降5年連続の1位を獲得。出荷台数は1587.5万台、総出荷台数に占めるシェアは43.5%です。スマートフォン(SIMロックフリー含む)の出荷台数シェア1位はApple(52.7%)が過半数になりました。

中古iPhone 2016年度携帯電話出荷台数シェア(出典:MM総研)

 このように、iPhoneは日本国内において不動の地位を築いています。このiPhone人気は、キャリアショップや量販店での販売だけにとどまりません。実は中古スマホ市場でも大人気なのです。

 年間100万台の買い取り実績があり、全国1400拠点を超える店舗を構えているゲオが7月に公表した「ゲオ 中古スマートフォン2017上半期ランキング」によると、販売ランキングトップ10をiPhoneが独占。1位は2014年9月発売ソフトバンクのiPhone 6で、iPhone 6が3機種、iPhone 5sが3機種、iPhone 5が2機種ランクインしています。意外だったのが、9位のソフトバンクiPhone 4です(2010年6月24日発売)。7年前の機種がいまだに売れているのは、中古ならではの現象といえます。

中古iPhone 中古市場で特に人気の「iPhone 5s」(左)と「iPhone 6」
2017年上半期 中古スマートフォン<販売>ランキング【総合】
順位 キャリア メーカー 商品 発売日
1 ソフトバンク Apple iPhone 6 2014年9月12日
2 ドコモ Apple iPhone 5s 2013年9月20日
3 au Apple iPhone 6 2014年9月12日
4 ソフトバンク Apple iPhone 5s 2013年9月20日
5 au Apple iPhone 5s 2013年9月20日
6 ソフトバンク Apple iPhone 5 2012年9月21日
7 ドコモ Apple iPhone 6 2014年9月12日
8 au Apple iPhone 5 2012年9月21日
9 ソフトバンク Apple iPhone 4 2010年6月24日
10 ソフトバンク Apple iPhone 4S 2011年10月14日

iPhoneの魅力

 まず、新品、中古に限らず、iPhoneそのものの魅力を考えてみます。

ブランド

 スタイリッシュかつ先進的で、持っているだけでかっこいいイメージ。「スマホといえばiPhone」というブランドを確立しています。このブランドは特に若年層において強烈で、iPhoneを持つのが当たり前になっているとよく聞きます。また、みんなが持っているから安心という側面もあると思います。

デザイン

 デザインのかっこよさも魅力です。無駄を省いたシンプルな形、人間工学に基づいたボタンやアプリ配置、液晶のグラフィック、光沢がある外装など、スマホのお手本ともいえるデザインで、これに追従するスマホメーカーも増えていると感じます。

中古iPhone iPhone 7 Plus(左)とiPhone 7(右)。背面に金属パネルを採用した丸みのあるデザインは、多くのメーカーが追従している

操作性

 操作性の良さも外せません。操作性を重視しているiOSは、バージョンが変わっても操作性に違和感がないようにほとんどインタフェースが変わりません。これが、初めて操作しても簡単に使える理由です。

 またiPhoneユーザーが多いので、アプリや操作方法で分からないことがあっても、周囲に相談できる人が多いことも安心感につながっていると思います。

Appleのエコシステム

 Appleは、iPhone向けに多数のアプリ、電子マネー、音楽、映像コンテンツを配信しています。また、充電器やイヤフォンなどのアクセサリーの関連製品も自社、サードパーティー問わず非常に多く販売されています。このように、iPhoneを起点とし、複数の会社が協調して発展させていく「エコシステム」が強固に構築されています。

その他

 Siriも忘れてはいけません。話しかけると何でも調べてもらえる非常に便利なシステムです。

 データのバックアップもiTunesやiCloudを使って簡単に行えるので、「iPhoneがあれば万事OK」と感じているユーザーも多そうです。

中古スマホの売買情報や活用術、レビューをチェック!→「中古スマホLABO ちゅこすま!

中古スマホの売買情報や活用術、レビューをチェック!

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年04月27日 更新
  1. 3社そろい踏みの「Starlink Direct」 料金で仕掛けるドコモとソフトバンク、先行するKDDIは“サービス”で差別化 (2026年04月25日)
  2. 楽天モバイル、ルーター「Rakuten WiFi Pocket 5G」の販売を一時停止 理由は? (2026年04月24日)
  3. スマホの「残価設定」にメス? 総務省がルール統一を検討も、Appleは「不当な扱い」と猛反発 (2026年04月25日)
  4. ダイソーで1100円の「USB充電器(PD20W)」は、きちんと20Wで充電できるのか? (2026年04月26日)
  5. ダイソーの1100円「シースルーイヤフォン」に一目ぼれ “音質と個体差”に目をつむれば「あり」な選択肢 (2026年04月23日)
  6. Xiaomiの前に、中国スマホの“雄”だったMeizu、またしてもピンチ (2026年04月26日)
  7. 1.72型ディスプレイ搭載スマートバンド「Xiaomi Smart Band 10」、高精度の睡眠モニタリングも可能 (2026年04月25日)
  8. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  9. 携帯電話のホッピング問題、「6カ月以内の継続利用を認める」方向で決着か 2026年夏に結論 (2026年04月23日)
  10. 「Pixel 10a」と「Pixel 10」どちらを選ぶ? 実機比較で分かった「約5万円差の価値」と「明確な違い」 (2026年04月20日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年