Huaweiが「Mate 10」「Mate 10 Pro」を発表 Proは日本でも発売予定AIプロセッサを搭載

» 2017年10月16日 23時30分 公開
[井上翔ITmedia]

 中国Huaweiは10月16日(ドイツ時間)、Androidスマートフォン「HUAWEI Mate 10」「HUAWEI Mate 10 Pro」を発表した。11月から順次発売予定で、想定販売価格はMate 10が699ユーロ(約9万2000円)から、Mate 10 Proが799ユーロ(約10万6000円)からとなる。

 Mate 10 Proについては、日本がFirst-wave Launch Market(最初期発売市場)に含まれているため、早い時期の発売が期待できる。

HUAWEI Mate 10とHuawei Mate 10 Pro HUAWEI Mate 10とHuawei Mate 10 Pro(発表会中継から引用。以下同)

 両機種は本体でAI処理を行えるNPU(Neural-Network Processing Unit)HiSilicon製プロセッサ「Kirin 970」(CPU部は2.36GHz×4コア+1.8GHz×4コア)を搭載。画像の認識速度の向上やカメラ撮影時のリアルタイム被写体検出など、あらゆる側面でNPUを活用することで処理速度の向上を図っている。

画像認識が高速に Kirin 970のNPUを活用することで、画像認識を高速に行えるという

 メインメモリと内蔵ストレージの容量は、Mate 10が4GB/64GB、Mate 10 Proが4GB/64GBまたは6GB/128GBとなる。Mate 10は外部ストレージとして最大256GBのmicroSDXCを搭載できる。

 ディスプレイは上下左右のフレームを極力狭めた「FullView Display」を搭載しているが、両機種で異なるモジュールを搭載している。

 Mate 10では、5.9型WQHD(1440×2560ピクセル)液晶を採用している。この液晶はピクセルセンサーに白色を加えた「RGBW液晶」で、消費電力を抑えつつより明るく表示できることが特徴だ。HDR(高ダイナミックレンジ)表示にも対応している。

 一方、Mate 10 Proではアスペクト比9:18の6型フルHD+(1080×2160ピクセル)有機ELディスプレイを採用している。彩度はNTSC比で118%で、HDR表示にも対応している。

Mate 10のディスプレイ Mate 10のディスプレイは5.9型WQHD液晶。RGBW液晶を採用することで、省電力と明るい表示を両立した
Mate 10 Proのディスプレイ Mate 10 Proのディスプレイは6型フルHD+有機ELディスプレイ。広色域表示に対応している。

 両機種ともに4000mAhの大容量バッテリーを搭載している。Huawei独自の超急速充電技術「SuperCharge」にも対応しており、30分充電するだけで残量0%から58%まで充電できるという。両機種のSuperChargeについては、ドイツTUV Rheinland(テュフラインランド)から安全性に関する認証を取得した。外部接続端子はUSB Type-C(DisplayPort端子を兼用)となっている。

TUV Rheinland認証を取得 Mate 10/10 ProのSuperChargeについては、TUV Rheinlandから安全性に関する認証を取得している。スマホの急速充電についての安全認証を取得したのは、両機種が世界で初めてだという

 Mate 9に引き続き、両機種のカメラはLeica(ライカ)と共同開発している。

 アウトカメラは1200万画素のカラーセンサーと2000万画素のモノクロセンサーのデュアル構成となっている。レンズはF1.6と、従来よりもより明るくなっている。インカメラは800万画素のセンサーとF2.0の組みあわせとなる。

 Kirin 970のNPUを活用し、先述の通り被写体をリアルタイムで検出できるほか、インカメラ撮影時でもきれいなボケ味のある写真を撮影できるようになった。

アウトカメラ アウトカメラは1200万画素のカラーセンサーと2000万画素のモノクロセンサーのデュアル構成に。レンズもより明るくなった
インカメラのボケ撮影 Kirin 970のNPUを活用し、インカメラでもキレイなボケ味のある写真を撮影できるようになった

 モバイルネットワーク面では、LTEにおいて「4×4 MIMO」「256QAM」「3波キャリアアグリゲーション」を組み合わせて下り最大1.2Gbps(理論値、ネットワーク環境に依存)での通信が可能となった。

 両機種ともに「シングルSIMモデル」と「デュアルSIMモデル」が用意されており、デュアルSIMモデルでは2枚のSIMカードでVoLTE待ち受けができる「DSDV(Dual SIM Dual VoLTE Standby)」に世界初対応した。なお、Mate 10のデュアルSIMモデルでは、2枚目のSIMカードとmicroSDは排他となる。SIMカードは全モデルでnanoサイズとなる。

1.2Gbps対応 世界で初めてLTE Category 18に対応し、ネットワーク環境によっては下り最大1.2Gbps(理論値)で通信できる
DSDV デュアルSIMモデルは「DSDV」に世界初対応。2枚のSIMカード両方でVoLTEを待ち受けられる

 ボディーカラーは、両機種共通でMocha Brown(モカブラウン)、Pink Gold(ピンクゴールド)を用意するほか、Mate 10にはBlack(ブラック)とChampagne Gold(シャンパンゴールド)、Mate 10 ProにはTitanium Gray(チタニウムグレー)とMidnight Blue(ミッドナイトブルー)を用意する。ただし、モデルによっては選択できないカラーもある。

 Mate 10 Proについては、デュアルSIMモデル(6GBメモリ・256GBストレージ)をベースにPorshche Design(ポルシェデザイン)とのコラボレーションモデル「PORSCHE DESIGN HUAWEI Mate 10」もある。ボディーカラーは専用のDiamond Black(ダイヤモンドブラック)で、専用パッケージも用意されている。販売価格は1395ユーロ(約18万4000円)だ。

PORSCHE DESIGN HUAWEI Mate 10 Porsche Designとのコラボモデル「PORSCHE DESIGN HUAWEI Mate 10」。Proは付かないが、Mate 10 ProのデュアルSIMモデルがベースとなっている

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月26日 更新
  1. ダイソーで550円の「マグネット式ノートパソコン用スマートフォンホルダー」は磁力も強くて優秀だった (2026年05月23日)
  2. 値上げのY!mobile、旧プランから「シンプル3」に変更すべき? 5月中の“救済措置”を見逃すな (2026年05月25日)
  3. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  4. 「手書き」より「キーボード」を望む子供たち スマホ・PCが変えた文字入力の歴史と、今こそ見直したい手書きの価値 (2026年05月24日)
  5. ソニー、AIカメラアシスタントが売りのXperia 1 VIIIを発表――公式Xアカウントはなぜ大炎上したのか (2026年05月24日)
  6. なぜ? 「Rakuten WiFi Pocket 5G」販売再開も、Rakuten Linkは利用できず 理由を楽天モバイルに聞いた (2026年05月23日)
  7. 「私のデータ、AIの学習に使われる?」LINEの新機能「Agent i」の疑問をLINEヤフーに聞いた (2026年05月25日)
  8. なぜ「ドコモの障害」と誤解されたのか? 19日に設備障害が起きたMVNOに確認して分かったこと (2026年05月22日)
  9. 【ワークマン】2500円の「ベーシックアンカーリュック」 多様なシーンで使える容量24Lの収納力 (2026年05月24日)
  10. 「値上げ」は悪手ではない? KDDIとソフトバンクの“価値競争への転換”から見える勝ち筋 (2026年05月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年