HuaweiやZTEなど中国メーカーのスマートフォンも日本ではすっかりなじみのあるものとなりました。もっとも、これら2社はもはや中国メーカーというよりもグローバルメーカー。ZTEの特徴的な2画面スマートフォン「AXON M」は、日本でNTTドコモが発表する前日にニューヨークで大々的な発表会が開催されたほどです。
さて、普段は香港在住の筆者ですが、今週(10月23日週)は打ち合わせや取材のために日本に滞在しています。都内を移動中に山手線に乗り渋谷駅で降りたところ、そこで思わぬものを見かけました。それがこちらの写真。「Meitu」とありますね。そう、中国のスマートフォンメーカー、Meituのロゴが広告の中に見えたのです。
広告はハロウィーンにちなんだもので、女性タレントさんの顔は本物のメークではなくスマートフォンの写真加工アプリである「MakeUpPlus」と「BeautyPlus」を使ったもの。これらのアプリを使えばここまで変身できるということをアピールしているのです。
ところで広告をよく見ると、所々に六角形のシルエットのイラストが見えます。これはMeituのスマートフォンのイラストなのですね。日本では未発売の製品をここに掲載するとは、もしかしてこれから日本市場へ参入するのではないか? と期待してしまいます。ちなみに掲載されている端末は「T8」のようです。
ところでMeituといえば、2017年5月にセーラームーンとコラボしたモデルを出して大きな話題となりました。Meituは実は過去にもハローキティーなど日本のキャラクターを採用した製品を多く出しており、キャラクター製品はラインアップの1つになっています。そしてこの10月にはセーラームーンの新バージョンと、ドラえもん、そしてドラゴンボールとコラボした限定版も出してきました(ベースモデルは「M8S」)。いずれもライセンスを受けた正規の製品ですが、ライセンス先は中国だけ。日本へ逆輸入販売されることがあれば人気が出ると思うのですけどね。
Meituのスマートフォンといえばセルフィーに特化した強力なインカメラを搭載していますが、アウトカメラも高画質で普通にカメラスマートフォンとしても使っても悪くはありません。また六角形のデザインは他社にはない個性が感じられます。ここで広告にイラストを入れてきたということは、もしかしたら日本市場について何か考えているのかも?などとついつい妄想してしまいます。
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