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» 2017年11月01日 21時11分 公開

iPhone Xの予約は8以上、auフラットプランの利用率が上昇――KDDI田中社長

auの新料金プランは、9月22日からiPhoneも対象になったことで、さらに契約数を伸ばしている。特に「auフラットプラン」の利用率が増えているという。iPhone Xの予約数はiPhone 8より集まっているという。

[田中聡,ITmedia]

 KDDIが11月1日、2017年度第2四半期の決算会見を開催。田中孝司社長が、新料金プランの進捗やiPhone Xの予約状況などを語った。

「auフラットプラン」の利用率が増加

KDDI決算 KDDIの田中孝司社長

 KDDIが7月から提供している新料金プラン「auピタットプラン」と「auフラットプラン」は、9月22日からiPhoneも対象になったことで、さらに契約数が増加。10月14日には200万契約、10月30日には250万契約を突破した。

 48回の分割払いにして25カ月目以降に機種変更すると、割賦代金の半分が免除される「アップグレードプログラムEX/EX(a)」は、iPhone 8/8 Plusを割賦で購入したユーザーのうち、95%が選択しているとのこと。田中孝司社長は「ほぼデフォルト状態だ」と手応えを話す。

 また、10月に入って、月のデータ容量が20GBか30GBのフラットプランを選ぶユーザーが増えていることも分かった。新料金プランでのフラットプランの選択率は、7月時点では24%だったが、10月には38%にまで増加した。田中氏はこの要因について「iPhone効果があった。iPhoneユーザーはたくさんデータを使う方が多い」と話す。フラットプランの方が月額料金が高いので、「通信ARPU(1回線あたりの売り上げ)の上昇を期待できる」(同氏)。

KDDI決算 iPhoneも対象となった新料金プラン
KDDI決算 新料金プランの契約数は10月14日時点で200万を突破
KDDI決算 auフラットプランの利用率が増している

 利用するデータ容量に応じて段階的に料金が上がるピタットプランは「1GB〜3GBを使う人が多い」(田中氏)が、「それ以上はフラットプランを使う(人が多い)ので、新料金プランの認知が進むにつれて、フラットプランが多くなっていくと思う」との見通しを示した。

iPhone Xは8/8 Plusの1.5倍の予約が集まっている

 11月3日に発売する「iPhone X」の予約状況については「(予約開始の)27日から3日間は、iPhone 8/8 Plusの(予約開始)3日間と比べて約1.5倍の予約が集まっている」(田中氏)という。「8とXを両方足した(予約の)数は、去年(2016年)の7とほぼ同じ。もっと増えてもいいかもしれないが、今年(2018年)はより分散化が進んでいる」と話す。

 ただし予約はあくまで“予約”なので、実際の販売数とは当然異なる。「3キャリアのiPhone X全てを予約した人もいたのでは」と田中氏も話す通り、入荷が少ないとみて、取りあえず片っ端から予約をした人も多かったのかもしれない。

 10月27日の予約開始直後から予約が殺到し、11月3日の入手は既に厳しくなっているが、「Xの入荷は報道されているほど、お客さんをお待たせすることはないと、現時点では思っている。遅くとも年内には正常化するのではとみている」とした。

ライフデザイン事業を伸ばす

 売り上げと営業利益はともに前期比で増加。auの契約数は、2016年9月の2546万から2017年9月は2482万に減少したが、KDDIグループのMVNO契約数を合わせた「モバイルID数」は、2016年9月の2570万から2608万に増加した。

 通信ARPA(複数回線を含む1人あたりの売り上げ)は順調に増えており、前期の5840円から5970円に伸びた。

KDDI決算 2017年度上期の業績ハイライト
KDDI決算 au自体の契約数は減っているが、グループ会社のMVNOを含めたモバイルID数は増えている

 グループ内も含めてMVNOの契約数が伸びていることもあり、au自体の契約数は減っている。田中氏も「うれしい内容ではない」と振り返るが、2016年に比べて純減は抑えられており、MNPの流出も(以前より)止まったという。田中氏は「新料金プランをもっと浸透させることがポイントだと思っている。解約減効果がある『au STAR』もさらに強化して、流出を止めていきたい」と語った。

 その鍵を握るのが、スマートフォンの周辺領域を担う「ライフデザイン」事業で、大きなところではコンテンツサービス「auスマートパス」や決済サービス「au WALLET」が該当する。auスマートパスは2017年9月に1534万会員に達し、うちauスマートパスプレミアムの会員数は200万を突破した。au WALLETカードの発行枚数は、プリペイドカードとクレジットカードを合わせて2180万に達した。

 他に、テレビ通販「ショップチャンネル」がauかんたん決済で支払えるようになり、KDDIが運営する通販サイト「Wowma!」の流通額も向上している。こうしたサービスの売り上げを示す「付加価値ARPA」も増加傾向にあり、KDDIはこの数値も、今後伸ばしていく指標の1つに掲げている。

KDDI決算 auスマートパス会員数とau WALLETカードの発行枚数も順調に増えている
KDDI決算 付加価値ARPAの成長を目指す

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