格安SIMの認知度は約9割、メイン利用は「楽天モバイル」が最多 MMD調査

» 2018年03月12日 16時35分 公開

 MMD研究所は、3月12日に「2018年3月格安SIMサービスの利用動向調査」の結果を発表。調査対象は15歳〜69歳の男女4万4541人で、2月16日〜2月22日にインターネットで聞いた。

 メインで利用している携帯電話・スマートフォンの通信事業者は「NTTドコモ(32.5%)」「au(28.0%)」「ソフトバンク(22.1%)」と大手3キャリアの合計が82.6%となり、2017年3月の前回調査と比較すると85.7%から3.1ポイント減となった。「Y!mobile」は3.8%、「MVNO」が10.1%、合計すると13.9%で、前回調査と比較すると3.1ポイント増だった。

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 格安SIMについて考えに近いものを聞いたところ「格安SIMという言葉は聞いたことがあるが、サービス名称・内容はよく知らない」が30.5%で最多となり、「だいたいどんなものか分かるが、利用したことはない(利用を検討するまでに至っていない)」が23.2%、「現在も利用している」が15.1%と続く。これを認知から現在利用までのファネルで表すと「認知」が89.8%、「サービス名認知」が59.3%、「内容理解」が47.7%、「現在利用」が15.1%となった。

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 格安SIMを利用しているユーザーにメインで利用している格安SIMサービスを聞いたところ、最多は「楽天モバイル」で22.2%、次いで「mineo」が14.3%、「OCN モバイル ONE」が9.7%。契約プランは「音声通話プラン」が65.3%、「データ通信プラン」が34.7%となり、前回調査と比較すると音声通話プランの利用が8.8ポイント増えている。

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 契約プラン別に利用している格安SIMサービスを見ると、音声通話プラン契約者は「楽天モバイル」(27.3%)、「mineo」(16.8%)、「UQ mobile」(10.5%)。データ通信プラン契約者は「OCN モバイル ONE」(14.9%)、「楽天モバイル」(12.8%)、「mineo」(9.4%)という順番だった。

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 メインで利用している格安SIMを挿しているデバイスは「スマートフォン(Android)」が54.5%、「スマートフォン(iPhone)」が32.8%、「モバイルルーター」が4.8%で、iPhoneは前回調査より7.9ポイント増加した。デバイス別に利用している格安SIMサービスを見ると、Android利用者は「楽天モバイル」「mineo」「OCNモバイルONE」、iPhone利用者は「mineo」「楽天モバイル」「UQ mobile」の順となった。

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