MMD研究所は、9月21日に「2017年9月格安SIMサービスの利用動向調査」の結果を発表した。調査対象は15歳〜69歳の男女4万2784人で、調査期間は9月1日〜9月7日。
メインで利用している携帯電話・スマートフォンの通信事業者は「NTTドコモ(32.3%)」「au(28.9%)」「ソフトバンク(23.2%)」の合計が84.4%、「Y!mobile」が3.9%、「MVNO(格安SIM)」が8.5%となった。「Y!mobile」と「MVNO」を合わせると12.4%で、2017年3月の前回調査と比較すると1.1ポイント増えている。
格安SIMについて考えに近いものを聞いたとこ「格安SIMという言葉は聞いたことがあるが、サービス名称・内容はよく知らない」が29.9%で最多となり、「だいたいどんなものかわかるが、利用したことはない(利用を検討するまでに至っていない)」が23.4%、「現在も利用している」が14.3%と続く。これを認知から現在利用までのファネルで表すと「認知」が89.1%、「サービス名認知」が59.2%、「内容理解」が47.5%、「現在利用」は14.3%となった。
格安SIMを利用していると回答した6131人にメインで利用している格安SIMサービスを聞いたところ、利用率が最も高かったのは「楽天モバイル」で20.5%、次いで「mineo」が12.2%、「OCN モバイル ONE」が10.0%と続く。同様にメインで利用している格安SIMサービスの契約プランを聞いたところ、音声通話プラン利用は62.3%、データ通信プラン利用は37.7%となり、前回調査よりも音声通話プランは5.8ポイントアップした。
これを契約プラン別にみると、音声通話プラン契約者3821人が利用している格安SIMサービスは「楽天モバイル」が25.6%、「mineo」が13.6%、「UQ mobile」が8.2%。一方、データ通信プラン契約者2310人が利用している格安SIMサービスは「OCNモバイルONE」が14.2%、「楽天モバイル」が12.0%、「mineo」が9.7%となる。
格安SIMを挿しているメインデバイスは「スマートフォン(Android)」が56.4%で最も高く、次いで「スマートフォン(iPhone)」が前回調査より4.8ポイント増で29.7%、「モバイルルーター」が5.5%。デバイス別に利用している格安SIMサービスは、スマートフォン(Android)利用者3460人は「楽天モバイル」「OCN モバイル ONE」「mineo」、iPhone利用者1819人は「mineo」「楽天モバイル」「IIJmio」を利用し、タブレット利用者は全OSで「OCN モバイル ONE」の利用が最も多かった。
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