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» 2009年04月23日 00時00分 UPDATE

まだまだ続くMSIのノートPC攻勢──X340の上位モデルも間もなく登場 (1/2)

MSIは、4月22日に「X340」などの新製品と事業戦略についての説明会を行い、MSIの日本市場での取り組みと体制、登場予定のX-Slimシリーズについて紹介した。

[長浜和也,ITmedia]

「MSIはガンガン行きます」と社長が宣誓

 エムエスアイコンピュータージャパンは、4月22日に「X-Slim Searies X340」を始めとするノートPC、液晶一体型PCの新製品を発表した。当日は、新製品の説明とこれらの新製品をきっかけとして日本のノートPC市場に本格的に参入するMSIの事業計画やサポート体制などを紹介したほか、“X340”に続く新製品ロードマップについても明らかにした。

 エムエスアイコンピュータージャパン代表取締役社長の鄭志明氏は冒頭から「今年のMSIはガンガン行きます」と宣言し、日本のノートPC市場にMSIが本気で取り組んでいく姿勢を明らかにしたうえで、PCパーツの市場で積み上げてきた「MSIだから使ってみよう」というブランド力をノートPCの市場でも確立したいと抱負を述べた。その具体的な目標として鄭氏は、2009年下半期の出荷台数を4万5000台、日本におけるノートPCシェアの1.5%確保を掲げた。

kn_msievnt_01.jpgkn_msievnt_02.jpg エムエスアイコンピュータージャパン代表取締役社長の鄭志明氏(写真=左)。MSIが示したノートPCの出荷台数の推移と2009年の見込み(写真=右)

 日本で行われた説明会には、MSI台湾本社からも幹部が参加した。その1人の上級副社長ヘンリー・ロウ氏は、ワールドワイドにおけるMSIの事業状況を紹介した。ロウ氏は、MSIの基本事業としてPCパーツ、ノートPC、コンシューマーエレクトロニクス(デジタル家電)、サーバシステムの4つを挙げ、1998年ごろはマザーボードの売り上げが7割を占めていたのに対して、現在はすべての事業によって全体の売り上げがバランスよく構成されていることをアピールした。また、PCパーツが主流だったときはOEM向け売り上げの占める割合が高かったが、これも今ではノートPCなどで自社ブランド製品の売り上げとバランスが取れていると述べた。

 ロウ氏は、MSIのWind Netbook U100シリーズが成功した理由として、ただ小さいだけでなく、実用的な10.1型ワイド液晶ディスプレイを採用してことがパワーユーザー以外の一般的な人々に受け入れられたと説明するが、同じような幅広いユーザー層に支持されるためにMSIは「薄く、軽く、スタイリッシュ」というメインテーマを2009年に打ち出すという。今回発表されたX340シリーズは、その代表格であるとロウ氏はアピールする。

 ロウ氏が、MSIが取り組むノートPCの重要な要素としてもう1つ紹介するのが、3G通信とモバイルPCとの融合だ。すでにヨーロッパ市場では、3G通信モジュールを搭載したモデルを出荷し、通信事業者が提供するデータ通信サービスを利用できる。X340シリーズにも、WiMAXモジュールや3Gデータ通信モジュールを搭載するスペースやSIMカードスロットが用意されていることが紹介された。

kn_msievnt_03.jpgkn_msievnt_04.jpg MSI台湾本社上級副社長のヘンリー・ロウ氏(写真=左)。MSIの売り上げを構成する事業別の割合(写真=右)

 X340の概要を説明したエムエスアイコンピュータージャパンマーケティング部 部長の石岡宣慶氏が、その特徴として特に取り上げていたのが、「ほぼ20ミリ以下の厚さ」と「13.3型ワイド液晶ディスプレイで1366×768ドットの16:9表示を実現」、「2.5インチサイズのHDDを搭載するなど、薄くて軽いのにスピードは犠牲にしない」ことだ。また、石岡氏は、液晶ディスプレイのバックライトに新型LEDを採用して消費電力を3割削減し、MSIのEco Techの導入で用途に合わせた電力管理を行うなどの省電力設計や、薄型ノートPCでよくある、周辺機器やネットワークケーブルの接続に専用アダプタを必要としない使い勝手のよさなども訴求している。

kn_msievnt_05.jpgkn_msievnt_06.jpg エムエスアイコンピュータージャパンマーケティング部 部長の石岡宣慶氏(写真=左)。ステージに登場したX340シリーズ(写真=右)

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