第2世代Core i+新デザインの15.6型“シンプル”ノート――「LaVie S」2011年PC夏モデル

» 2011年05月16日 11時00分 公開
[ITmedia]
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上位機種を一新したNECの売れ筋ノート

 NECは5月16日、シンプルな構成の15.6型ワイド液晶搭載ノートPC「LaVie S」の2011年夏モデルを発表した。ラインアップはフルモデルチェンジを行った上位2機種「LS550/ES」および「LS350/ES」と、マイナーチェンジの下位機種「LS150/ES」を用意。それぞれに4つのカラーバリエーションがあり、計12モデルとなる。

新デザインの上位2機種「LS550/ES」「LS350/ES」(写真=左)と、マイナーチェンジの下位機種「LS150/ES」(写真=右)。それぞれ4色のカラーを用意する

 いずれもOSは64ビット版Windows 7 Home Premium(SP1)、オフィススイートはWord、Excel、Outlook、PowerPoint、OneNoteで構成されるOffice Home and Business 2010を採用。発売は5月19日の予定だ。価格はオープン、実売価格はLS550/ESが16万円前後、LS350/ESが14万5000円前後、LS150/ESが11万5000円前後の見込み。

第2世代Core i3/5+新デザインに進化した上位2機種

「LS550/ES」と「LS350/ES」のボディデザインは共通だ(カラーはシャンパンゴールド)

 上位2機種のLS550/ESとLS350/ESは、2011年春モデルに比べて、CPUをSandy Bridge(開発コード名)こと第2世代Core iシリーズに移行し、ボディデザインも一新した。

 LS550/ESはCore i5-2410M(2.53GHz/最大2.9GHz)、従来比で輝度を約2倍に向上した1366×768ドット表示の15.6型ワイド液晶ディスプレイ(高輝度・高色純度・低反射タイプの「スーパーシャインビューLED-EX2液晶」)、750GバイトHDD(5400rpm)を搭載。LS350/ESはCore i3-2310M (2.1GHz)、1366×768ドット表示の15.6型ワイド液晶ディスプレイ(高輝度・高色純度・低反射タイプの「スーパーシャインビューLED液晶」 ※輝度がEX2液晶より低い)、640GバイトHDD(5400rpm)を備える。バッテリー駆動時間はLS550/ESが約2.8時間、LS350/ESが約3時間だ。

 それ以外の基本スペックは共通だ。Intel HM65 Expressチップセット、CPU内蔵グラフィックスのIntel HD Graphics 3000、4Gバイトのメインメモリ(2Gバイト×2/PC3-10600)、Blu-ray Discドライブを装備。1000BASE-Tの有線LANやIEEE802.11b/g/nの無線LAN、USB 3.0(左側面の端子にパワーオフUSB充電機能付き)、USB 2.0×2、デュアルメモリカードスロット(高速転送技術のUHS-I/SDXC対応のSDメモリーカード、メモリースティックPRO-HG デュオを利用可能)、HDMI出力、アナログRGB出力、音声入出力、出力1ワット+1ワットのステレオスピーカーなどを搭載する。

 ボディデザインは、厚型のスーパーシャインビューLED-EX2液晶を採用しながら、キーボード側を薄くすることで、2011年春モデルから横幅で2ミリ、液晶を開いた状態の高さで4.2ミリのコンパクト化を行った。本体サイズは372(幅)×248(奥行き)×34.8(高さ)ミリ、重量は約2.4キロだ。カラーはシャンパンゴールド、エクストラホワイト、ルミナスレッド、スターリーブラックを用意する。

 入力環境はテンキー付きセミグロッシーアイソレーションキーボード(19ミリピッチ、2.4ミリ巣炉トーク)、手書き入力とジェスチャー機能付きのNXパッド、ワンタッチスタートボタンを装備するほか、USB接続のレーザーマウスも付属。パームレスト部分を膨らませてキーボード面より高くし、タッチパッド領域の表面に細かい突起を並べるなど、操作感の向上も図った。

左からエクストラホワイト、ルミナスレッド、スターリーブラックのカラー

下位機種は使いやすさを強化

下位のLS150/ES(エアリーブルー)

 下位機種のLS150/ESは上位2機種と異なり、2011年春モデルのマイナーチェンジとなる。内部アーキテクチャとボディデザインを継承しつつ、標準メモリ容量を4Gバイト(2Gバイト×2/PC3-8500)に倍増し、テンキー付きセミグロッシーキーボードをアイソレーション型に切り替え、USB接続のレーザーマウスを付属するなどの変更が見られる。カラーはエアリーブルー、ラズベリーレッド、スノーホワイト、エスプレッソブラックの4色だ。

 デュアルコアのPentium P6200(2.13GHz)、Intel HM55 Expressチップセット、CPU内蔵グラフィックスのIntel HD Graphics、1366×768ドット表示の15.6型ワイド液晶(低反射タイプの「スーパーシャインビューLED液晶」)、640GバイトHDD(5400rpm)、DVDスーパーマルチドライブ、100BASE-TXの有線LAN、IEEE802.11b/g/nの無線LAN、USB 2.0×3、デュアルメモリカードスロット(SDXC対応のSDメモリーカード、メモリースティックPRO-HG デュオを利用可能)などを搭載する。

 本体サイズは374(幅)×248(奥行き)×35(高さ)ミリ、重量は約2.4キロ。バッテリー駆動時間は標準で約1.8時間、オプションのLバッテリー利用時で約3.9時間だ。

左からラズベリーレッド、スノーホワイト、エスプレッソブラックのカラー

直販サイトではBTOに対応──ワイヤレスTVデジタルを追加可能

 NECの直販サイト「NEC Direct」にて取り扱う「LaVie GタイプS」では、PC本体へのアンテナ接続なしでデジタル放送が楽しめる「ワイヤレスTVデジタル」や8Gバイトのメモリなど、よりハイスペックな構成で購入できる。

LaVie S店頭モデルの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売価格
LaVie S LS550/ES (4色) 2スピンドル フルモデルチェンジ Core i5-2410M (2.53GHz/最大2.9GHz) 4GB (DDR3) 750GB 64ビット版7 Home Premium (SP1) 16万円前後
LS350/ES (4色) 2スピンドル フルモデルチェンジ Core i3-2310M (2.1GHz) 2GB (DDR3) 640GB 64ビット版7 Home Premium (SP1) 14万5000円前後
LS150/ES (4色) 2スピンドル マイナーチェンジ Pentium P6200 (2.13GHz) 4GB (DDR3) 640GB 64ビット版7 Home Premium (SP1) 11万5000円前後
LaVie S店頭モデルの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV/オフィス 重量
LaVie S LS550/ES (4色) 15.6型ワイド 1366×768 Intel HM65 Blu-ray Disc CPU統合 ─ /Office Home and Business 2010 約2.4キロ
LS350/ES (4色) 15.6型ワイド 1366×768 Intel HM65 Blu-ray Disc CPU統合 ─ /Office Home and Business 2010 約2.4キロ
LS150/ES (4色) 15.6型ワイド 1366×768 Intel HM65 DVDスーパーマルチ CPU統合 ─ /Office Home and Business 2010 約2.4キロ


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