「VAIO Pro 11」「VAIO Pro 13」徹底検証(中編)――“世界最軽量”タッチ対応Ultrabookはディスプレイもキーボードも妥協なしかVAIO Zより高画質?(4/4 ページ)

» 2013年06月14日 17時00分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]
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使いやすさにこだわったキーボード

 キーボードにはVAIOおなじみのアイソレーションキーボードを採用し、暗所で自動点灯するバックライトも内蔵している。

 レイアウトは6段配列で、実測のキーピッチはVAIO Pro 11が17(横)×16.5(縦)ミリ、VAIO Pro 13が19(横)×18.5(縦)ミリと十分なサイズだ。VAIO Pro 11は右下のカーソルキーが小さいものの、全体に自然なキーレイアウトを保っており、長文の入力も無理なくこなせるだろう。VAIO Pro 13ならば、さらに快適な文字入力が可能だ。

 キーストロークはVAIO Pro 11、VAIO Pro 13ともに約1.4ミリを確保している。約1.4ミリといわれてもピンとこないかもしれないが、VAIO Zはたったの約1ミリ、VAIO Tシリーズ13でも約1.2ミリのストロークなので、これらより深くしっかりキーを押すことができる。体感でもVAIO ZやVAIO Tより明らかにストロークが深く、押し心地は確かだ。

 ただし、今回入手した試作機は強めにタイプすると、中央部が沈む感触があった。特に軽量化を徹底したVAIO Pro 11のキーボードは、VAIO Pro 13よりたわむ印象だ。軽い力でタイプするぶんにはさほど問題ないが、強めの力でキーを叩くようなユーザーは注意していただきたい。この辺りは軽量化を徹底追求したトレードオフといえる。

 なお、キーボードの奥にはサポート情報などがまとまった「VAIO Care」ユーティリティを起動するための「ASSIST」ボタンがある。従来のVAIOノートが搭載していた「VAIO」ボタン(任意のアプリ起動)や「WEB」ボタン(Webブラウザ起動)は省かれた。

VAIO Pro 11のキーボードは、実測値で17(横)×16.5(縦)ミリピッチを確保し、Enterキーの周辺も変則的なキーピッチを極力抑えており、全体的に自然なレイアウトに仕上がっている(写真=左)。VAIO Pro 13のキーボードは、実測値で19(横)×18.5(縦)ミリとゆとりがあり、VAIO Pro 11よりも余裕をもってタイピングできる(写真=右)。いずれも左右ボタンを一体化した大きめのタッチパッドを備えている
VAIO Pro 11(写真=左)とVAIO Pro 13(写真=右)のキーボードを斜めから見た様子。どちらもキーストロークは約1.4ミリの深さがあり、薄型軽量ノートPCのアイソレーションキーボードにしては健闘している
VAIO Pro 11(写真=左)とVAIO Pro 13(写真=右)のキーボードバックライトを点灯した様子。薄型ボディで約1.4ミリのキーストロークを確保しながら、キーボードバックライトも装備しているのはさすがだ。キーボードバックライトの点灯の仕方(常に点灯、周囲が暗い場合に点灯、点灯しない)は、ACアダプタ利用時とバッテリー駆動時に分けて指定できる

Windows 8のジェスチャーにも対応したタッチパッド

 キーボードの手前には、左右のクリックボタンを一体化したタッチパッドを搭載。キーボードのホームポジション直下ではなく、ボディ左右の中央に配置されているため、文章入力中は右手がタッチパッドにかぶりがちになる。しかし、パームチェック機能があるので、文字入力中にタッチパッドの誤動作で困るようなことは少ないだろう。机上でモバイルマウスと組み合わせて使う場合などは、Fnキー+F1キーでタッチパッドを即座に無効化できる。

 タッチパッドのサイズは、VAIO Pro 13が105(横)×65(縦)ミリ、VAIO Pro 11が90(横)×55(縦)ミリと十分な広さだ。表面はすりガラスのようなきめ細かさで、指の滑りも上々といえる。クリックボタンを一体化したタッチパッドなので、右下以外を押し込むと左クリック、右下を押すと右クリックになるが、ボタンが分離したタッチパッドに比べて操作に少しコツが必要だ。

左右のボタンを一体化したタッチパッド。サイズはVAIO Pro 11(写真=左)が90(横)×55(縦)ミリ、VAIO Pro 13(写真=右)が105(横)×65(縦)ミリと十分広い

 タッチパッドにはシナプティクスのドライバが導入されている。つまみズームや回転、2本指での上下/左右スクロールなどが可能だ。もちろん、チャームやアプリメニューの表示、アプリの切り替えなど、Windows 8固有の操作にも対応する。タッチパッドの設定は「VAIOの設定」からまとめて行える。ジェスチャー操作はムービーで確認できるので、初めて使う場合も迷うことはないだろう。

「VAIOの設定」の「入力デバイス」メニューでは、タッチパッドのオン/オフ、タッチパッドの使い方を解説するムービーの再生、キーボードバックライトの設定が行える(画像=左)。タッチパッドは2本指での上下/左右スクロールなどのマルチタッチジェスチャー機能はもちろん、チャームやアプリメニューの表示、アプリ切り替えといったWindows 8固有の操作にも対応する(画像=中央)。タッチパッドのドライバはシナプティクス製だ(画像=右)
タッチパッドの操作方法は、ムービーで確認できる。これを見れば、初めてWindows 8に触れるユーザーも迷わず扱えるだろう。


 以上、VAIO Pro 11とVAIO Pro 13を一通りチェックした。単に非常に軽いというだけでなく、表示品質や使い勝手のバランスも高いレベルで取れているといえる。

 レビュー後編では、実際のパフォーマンスやバッテリー駆動時間などをじっくり検証していく。

・→真の実力が明らかに:「VAIO Pro 11」「VAIO Pro 13」徹底検証(後編)――“世界最軽量”タッチ対応Ultrabookは1Gバイト/秒の“爆速”PCIe SSDも魅力

←・VAIO Z/VAIO Tとの比較も:「VAIO Pro 11」「VAIO Pro 13」徹底検証(前編)――ソニーがHaswellで実現した“世界最軽量”タッチ対応Ultrabook

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