Windows 10の次はどうなる? Microsoft開発者会議「Build 2016」は日本時間3月31日0時30分から鈴木淳也の「Windowsフロントライン」(2/2 ページ)

» 2016年03月30日 16時00分 公開
前のページへ 1|2       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

間もなく開発キットがリリースされる「Hololens」の情報は未知数

 一方で、気になるのがAR(拡張現実)対応のヘッドマウントディスプレイ(HMD)である「HoloLens」の動向だ。

 HoloLensはトレンドになりつつあるVR(仮想現実)対応のHMDと異なり、外の様子が見えるシースルー型のスクリーンを採用し、現実の風景に3D映像やUIを重ねて表示した世界(同社は「Mixed Reality:複合現実」と呼ぶ)を体験できるAR対応HMDだ。ゲームやエンターテインメント、ソーシャルメディア、医療、建築、モノ作り、航空宇宙など、その応用分野は幅広い。

 Build 2016の会期中には、その開発者向けキット「HoloLens Development Edition」の発送が始まるのだが、こちらについては未知数の部分が大きい。

 2015年末に「Build 2016の主役はHololensになる」というコラムを執筆したが、今回のセッションリストを見る限り、直接Hololensに触れているセッションはほとんどなく、どれだけ情報が提供されるのか不明だ。恐らく基調講演では新しいデモも含め、Development Editionが紹介されるはずだが、詳細な技術情報の公開はまだ先かもしれない。

HoloLens Development Edition 開発者向けキット「HoloLens Development Edition」。出荷は3月30日から

 ただ、プレス関係者向けにはHoloLensを体験できるハンズオンの時間が確保されており、前回のBuild 2015で公開されたプロトタイプとは異なり、実際により製品に近いバージョンでのテストが可能だと考えられる。これも合わせてレポートしていきたい。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月25日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  3. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  4. 「IBMはテクノロジーカンパニーだ」 日本IBMが5つの「価値共創領域」にこだわるワケ (2024年04月23日)
  5. わずか237gとスマホ並みに軽いモバイルディスプレイ! ユニークの10.5型「UQ-PM10FHDNT-GL」を試す (2024年04月25日)
  6. Googleが「Google for Education GIGA スクールパッケージ」を発表 GIGAスクール用Chromebookの「新規採用」と「継続」を両にらみ (2024年04月23日)
  7. バッファロー開発陣に聞く「Wi-Fi 7」にいち早く対応したメリット 決め手は異なる周波数を束ねる「MLO」【前編】 (2024年04月22日)
  8. 「Surface Go」が“タフブック”みたいになる耐衝撃ケース サンワサプライから登場 (2024年04月24日)
  9. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
  10. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー