DeNAとドコモが合弁会社設立――2010年に新たな携帯サイトを開始

» 2009年11月24日 19時44分 公開
[田中聡,ITmedia]

 ディー・エヌ・エー(DeNA)とNTTドコモは11月24日、合弁会社を設立するための契約を締結したと発表した。商号は未定で、代表取締役社長には、ディー・エヌ・エー執行役員の池田純氏が就任する。出資比率はDeNAが70%、ドコモが30%。設立は2010年4月の予定。

 合弁会社は、ユーザが作成したコンテンツを閲覧、投稿できるモバイルUGC(User Generated Content)サイトを2010年度上期に開始する予定。新サイト運営にあたり、適正な審査基準の設定とカスタマーサポート審査体制の整備、サイトパトロールの徹底など、青少年保護に十分配慮するとしている。

 2社は合弁会社設立の背景として、「ケータイ小説をはじめとする、一般のユーザーが作成したコンテンツ『UGC』が利用者の支持を集めている」点を挙げている。こうした背景を受け、DeNAが培ったUGCサイト運営のノウハウやシステム開発力、コミュニティサービスの展開力と、ドコモのiモードでの集客力や課金の仕組みを融合させ、新たなケータイ向けUGCビジネスを創出することを目的としている。

 ドコモ広報部によると、新しいUGCサイトは、現在DeNAが運営している「モバゲータウン」とは異なるサイトとなるが、「モバゲータウンと何らかの形で連携させることを検討している」という。また、新サイトがiモード公式サイトになるかは「未定」で、「DeNAが主導で運営をすることになる」とのこと。

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