“ホームラン”か凡打か(笑)──“当たる”とすごくキレイな「M702iG」荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/3 ページ)

» 2007年05月08日 14時56分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

撮影後の編集機能やアルバムが楽しい

photo  

 M702iGのメインディスプレイは、最近の端末としてはやや小さめとなるQVGA表示対応の2.2インチパネル。カメラ起動時はディスプレイ全体がファインダーとなり、撮影情報などは半透明に透けるUIで表示される。

 シャッターは[決定]キー(閉じて自分撮りするときは[サイド]キー)で切る。撮影から保存までにかかる時間は、じつは測定不能。最大サイズの2MピクセルモードでmicroSDに保存する場合も撮影したらシャッター音からすぐ確認画面になるし、そこで“保存”を選ぶと、すぐ保存完了のメッセージが出る。そういう意味で、待ち時間のストレスがまったくない。これはすばらしい。

 撮影後は、機能と送信の2種類のメニューが表れる。このあともなかなか遊べるのである。

 機能メニュー内には、保存や削除のほかに編集と設定の項目がある。“設定”の項目より、撮った写真をその場で壁紙やスクリーンセーバーに指定でき、“編集”の項目から、撮った写真をその場でいじれる。これは再生モードからでもできるので詳しくは後述しよう。“送信”の項目から、メール、赤外線、Bluetoothのいずれかで即送信することもできる。

 では再生してみよう。

 画像を再生するとサムネイルが表示される。このとき「内蔵メモリ」内の写真も「microSD」内の写真も一緒に並ぶ仕組みになっている。そういえば多くの端末はこのような仕組みではないが、どちらにあるかを意識することなく使えるので、実はこれ、なかなか使いやすい。ちなみに、どちらに保存されているかは右上のアイコンで判別できる。


photophoto データフォルダ。気に入った画像は“ピクチャアルバム”に登録しておくとよい。必要なモノだけをまとめて観られるのがよい(左)。サムネイル表示はやや小さめ。右上に“この画像は外部メモリにある”ということを示すmicroSDアイコンが表示される。ちなみに内蔵メモリの時は電話型のアイコンになる。画像がどちらに記録されていても分け隔てなく並べてくれる。これ、かなり便利だ(右)
photo

 個々の写真に対してできることはいろいろあるが、注目したいのは「編集」と「アルバムに追加」機能だ。

 M702iGはデータフォルダに「ピクチャアルバム」という名称のフォルダがあり、気に入った写真をそこに登録することでそれだけをまとめて観ることができる。アルバム用のフォルダは複数作れるので、テーマ別に分けておくといいだろう。

 編集機能もかなり凝っている。「フレーム入り写真」などもここから作成できる。編集項目には、明るさ、コントラスト、シャープネス、回転、反転、フレーム、画像エフェクトなどがある。“画像エフェクト”は写真を赤っぽくしたり白黒にしたりできるエフェクト機能だ。

 ところで、“フレーム”も“エフェクト”もカメラそのもの機能ではなく、編集機能として用意されるのがポイント。そのため、撮ったあとで自由に編集できるようになっている。その分カメラ機能がシンプルになるわけである。ちなみにフレーム機能は最大サイズの画像に対しても、あるいは90度回転させた横向き画像に対しても挿入可能。これもまた遊べる。

 少々気になるのは画像の保存の方法。microSDに保存する場合、多くの端末はデジタルカメラの「DCF」という仕様にのっとってフォルダを作成して保存する。しかしM702iGはDCFをみごとに無視している。ファイル名は「日-月-年_連番.jpg」だし(年月日の順でないのに注意。海外メーカー製の端末だからか)、保存するフォルダも独自の名称。PCのデジカメ用ソフトで写真を管理したい人はその辺に注意したい。

photophotophoto 撮った写真はこのような感じで表示できる。ディスプレイの表示クオリティは……最新の日本製ハイエンド端末のそれに比べるとちょっと落ちるか(左)。明るさやコントラストなどを調整できる編集機能が豊富(中)。フレーム挿入機能もある。フレームはどの画像サイズに対しても有効だ(右)

得手不得手がはっきりした潔い端末

 このようにM702iGのカメラ機能は、機能も画像もメリハリがはっきりしており、ある意味“潔い”仕様だ。得意な被写体は得意、苦手な被写体は苦手──そんな感じである。

 もう1つ、QVGAだろうが2Mだろうが、その後の画像編集にあたってどのサイズでも分け隔てなく使えるという設計思想が美徳である。例えばフレームはどのサイズの画像にも付けられるのはもちろん、2Mサイズの大きな画像へ挿入する場合でもフレーム画像がデコボコにならなず、スムーズできれいに作成できる。フレームの画像をベクトルデータで持っており、画像サイズに合わせて展開しているのだろう(……ただ、フレームデザインのセンスはどうかと思うけど)。

 そのため、今のシンプルな機能を維持したまま、不得手な環境でもそこそこ撮れるようにする。加えてAFでも付いたら、かなりいいところまでいくのではなかろうか。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月27日 更新
  1. 「海外からの迷惑電話が解消した」との声も NTTタウンページの「詐欺対策」アプリ、累計100万ダウンロード突破 (2026年06月25日)
  2. 年会費9万9000円の価値はある? 最上位クレカ「Olive Infinite」と「Visa Infinite」の違いと持つべき人 (2026年06月25日)
  3. 「モラルが欠如している」──LINE安否確認で“悪ふざけ”、SNSで批判の的に (2026年06月26日)
  4. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  5. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」どちらが買いか? 2機種を使い込んで分かった“スペック表にない違い” (2026年04月29日)
  6. スマホの短期解約、最長1年の「継続利用」容認で抑制へ 「お試し割」は統合 総務省が取りまとめ (2026年06月25日)
  7. 「日本は6G周波数の議論すら始まっていない」 クアルコムが抱く危機感と、AI時代の次世代通信 (2026年06月26日)
  8. iPhoneそっくりなだけじゃない、コラボモデルもある「HONOR 600 Pro」 (2026年06月26日)
  9. 「実質24円」は今後も続く? スマホ残価設定は「現状維持」、残価率の一律化は「適当ではない」と総務省が評価 (2026年06月25日)
  10. ソニー「aibo」の国内販売終了 なぜ、人に愛される存在になったのか (2026年06月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー