iPhone 3G同士で軽くメッセージをやりとりするなら、SMSがオススメ。約1行分のメッセージをやりとりするサービスで、チャット風に吹き出しで表示されるのがなかなか楽しい。
メールは以前書いたように、「i.softbank.jp」のアドレスも含めて普通の「インターネットメール」だ。メールやSMSのようなテキストをメッセージを交換するマシンとしては、なかなか優れている。特にフォントがきれいで読みやすく、気持ちいい。わたしがメインで使っている「ワイドVGA」のケータイより、「ハーフVGA」のiPhoneの方がずっときれいに感じる。
多くの人が気にするのは「文字入力」だろう。文字入力にはフルキーボードとテンキーパッドの2種類が用意されている。さらにフルキーボードには英語と日本語の2種類があるので、一般的な日本のユーザーは日本語2つと英語1つの3つのキーボードを使うことになる。
文字入力時は自動的にキーボードが現れる。キーボードの左下にある地球アイコンが言語切り替えだ。タップするたびに切り替わる。日本語入力は変換ウインドウも変換キーもまったくなく、いさぎよい「単文節の自動予測変換」だ。キーを叩く端から候補がどんどん現れる。打ち間違いも考慮した予測変換がなされるので、なかなか楽しい。
矢印キーなどがないので文節の区切り直しなどはなし。決定は変換結果をタップ。その辺の挙動は、ずらっと画面写真を並べてみたのでどうぞ。
いよいよ日本語入力。
わかりやすいのはフルキーボードだが、習熟すればテンキーで指をフリックするのが一番速く入力できる気がする。ワンアクションで済むからだ。慣れるまではテンキーでケータイ風に入力するのもいいだろう。
いずれにせよ、単語登録機能もないし、長文を一気に変換することもできないし、予測変換が外れると手間だし、入力してから予測変換候補が表示されるのにちょっと間がある。機能を増やして画面が狭くなるより、シンプルな予測変換で、というアプローチだ。
ただし、現在のバージョンでは「使っているうちに日本語入力がどんどん重く・遅くなっていく」という欠点がある。ついにはかなり遅くなる。再起動すれば反応速度は回復するが、根本的な解決にはならない。ファームアップによる改善を求めたいところだ、というよりは、近いうちにファームアップで改善されるのではないかと踏んでいる。だから評価は一部保留したい。
個人的にはキビキビと反応してくれればタッチパネル用入力システムとしてはかなりよく考えられたよくできた日本語入力方法だと思う。キビキビ動作しているうちはけっこう快適に入力できるし、見た目も画期的だし、意外に楽しいのである。
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