ドコモ、通信事業者間の接続料を10%以上値下げ

» 2009年03月02日 16時33分 公開
[平賀洋一,ITmedia]
接続料の主な改定内容
音声通信
区分 改定後(2008年度適用) 現行(2007年度適用)
区域内 1秒あたり0.160円(-11.1%) 1秒あたり0.180円
区域外 1秒あたり0.180円(-11.8%) 1秒あたり0.204円

 NTTドコモは3月2日、通信事業者間における接続料(アクセスチャージ)の値下げを発表した。2008年度適用分の料金改定として総務大臣へ届出を行い、2008年4月1日にさかのぼって他キャリアからの接続などに適用する。

 接続料は、auやソフトバンクモバイルといった他社携帯電話など、ほかの通信事業者の回線からドコモの携帯電話に電話をかけた場合に発生する料金。ドコモ以外の事業者がユーザーに請求する通話料金に含まれており、利用者が直接ドコモに支払うことはない。

 今回の料金改定では、東京にあるドコモのPOI(Point of Interface:他事業者との相互接続点)から区域内料金(関東・甲信越エリア)への接続であれば1秒あたり0.160円、区域外への料金では1秒あたり0.180円に設定。現行の2007年度適用料金は区域内が1秒あたり0.180円のため−11.1%の値下げ、区域外は1秒あたり0.204円だったため−11.8%の値下げとなる。ドコモへの接続料が10%以上下がるのは、2002年の公表以来初。ドコモでは「コスト削減などにより2007年度適用の接続料から10%以上低減した」としている。

photo ドコモにおける接続料の仕組み
photo ドコモへの接続料推移

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