東芝が開発した「K01」を日本向けにカスタマイズした「IS02」は、auとしては2機種目のWindows phoneとなる。au初のWindows phone「E30HT」は、もともと法人向けの端末として導入され、その後個人ユーザーも購入可能になったモデルだが、IS02は最初から個人ユーザーにも販売するモデルだ。
特筆すべきは、QWERTYキーボードを搭載したスライドボディを採用しながら、厚さは世界最薄の12.9ミリを実現したこと。閉じた状態では、キーボードを持たない「TG01」(ドコモの「T-01A」やソフトバンクモバイルの「X02T」のベースモデル)が少し厚くなったようなイメージで、キーを引き出すと4段のQWERTYキーが現れる。
ディスプレイは4.1インチの有機ELで、解像度はワイドVGA(480×800ピクセル)。Windows Mobile 6.5.3で対応した静電式タッチパネルを採用する。これまでのWindows phoneは感圧式のタッチパネルを搭載していたためスタイラスで操作するのが一般的だったが、IS02は指先で軽快に操作できる。
タッチパネルで操作しやすいよう、東芝独自のユーザーインタフェース「NX!UI」を搭載しているのもポイントだ。画面レイアウトを自分好みにカスタマイズする機能や、よく使う機能やWebサイトを優先的に表示する「パーソナルログ」など、Windows Mobileを使いやすくする仕掛けを盛り込んでいる。
もちろんWindows Liveサービスとの連携やMy Phoneによる各種データの保管・共有にも対応。PCと接続してモデムとして利用できるPCデータ通信機能も搭載する。
機種名 | IS02 |
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外形寸法(幅×高さ×厚さ) | 約66×123×12.9ミリ |
重さ | 約158グラム(暫定値) |
OS | Windows MobileR 6.5.3 Professional Edition |
メインディスプレイ | 4.1インチワイドVGA(480×800ピクセル)有機EL(タッチパネル) |
通信機能 | CDMA 1x EV-DO Rev.A、最大3.1Mbps(下り)/最大1.8Mbps(上り) |
外部インタフェース | 無線LAN(IEEE802.11b/g)、Bluetooth 2.0+EDR準拠 |
アウトカメラ | AF付き有効約322万画素CMOS |
インカメラ | − |
内部メモリ | 非公開 |
外部メモリ | microSDHC(別売り/最大16GB) |
接続端子 | microUSB |
連続通話時間 | 約220分(暫定値) |
連続待受時間 | 約280時間(暫定値) |
充電時間 | 約160分(暫定値) |
カラー | ブラック×ホワイト |
主な搭載ソフトウェア | NX!UI、OfficeMobile、Outlook Mobile、ActiveSync、Internet Explorer Mobile、Adobe Reader LE、ClipBook、名刺OCRリーダー、eBookほか |
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