頓智ドットは8月11日、iPhone向けAR(拡張現実)アプリ「セカイカメラ v2.4.2」の配信を開始した。利用は無料。
セカイカメラは、端末のカメラ映像に「エアタグ」とよばれる画像やテキストの情報を付け加えるARサービス。今回発表された新バージョンの最大の特徴は、同アプリ上で遊べる“拡張現実RPG”として「セカイユウシャ」が利用可能になったことだ。メニューの「GAME」アイコンをタップし、リストの中からセカイユウシャを選択すれば、ゲームが始まる。日本各地のAR空間に現れるモンスターを倒しながら冒険するRPGで、端末の位置情報と連動してゲームが進行する。
さらに、グルメ情報をはじめとするセカイカメラの公式エアタグ(オーソライズドタグ)の通知機能が加わり、フィルターの設定で近隣のオーソライズドタグが表示されない状態にある場合、ポップアップでそのことを知らせる機能が追加された。
また、Twitter的なソーシャル機能「セカイライフ」のノーティフィケーション機能が改良された。未読のリプライがある場合に、ホーム画面のアイコンに加えメニューにもノーティフィケーションバッジが表示されるようになった。また、バッジの表示がクリアするタイミングを、タイムライン表示時からリプライ表示時に変更している。
そのほか、特定の状況で位置精度が低下する不具合を修正。アプリ起動時にWi-Fi選択画面が出た際に、位置精度が上がらない問題を解消した。
現実空間に魔物?――セカイカメラが向う“ARゲーム”の世界
アンビション、セカイカメラ上で動作するARオンラインRPG「セカイユウシャ」を開発中
KDDIと頓智ドットが資本提携――AR事業に本腰
KDDIと頓智ドットのAR連携を「拡張」して考える
「空間を理解するAR」が到来する?――見えてきたARの課題と次の姿
ビルの“向こう”に巨大な天海春香――KDDIのARが画像認識でさらに進化
ドコモ、ARに本腰――PRIMEシリーズ冬モデルにAR機能を搭載Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.