スマートフォンの着信ランプは、小さい丸い点が光るのみだったり、(iPhoneやGALAXY Sなど)そもそもランプを備えていない機種があったり、一般のケータイよりもあまり工夫されていない。では「IS03」はどうか。
IS03の着信ランプはディスプレイ下部の中央にあり、丸い円形の部分が点滅する。小さい点が光る機種よりは目立って分かりやすい。ランプの点滅パターンは7種類、ランプの点滅カラーはルビー、エメラルド、サファイア、シトリン、アメジスト、アクアマリン、プリズムの7色が用意されている。「IS01」の着信ランプは最大2色しかなかったので、ここはさり気なく進化した部分だ。これらの設定は音声着信時とメール(Eメール/Cエール)個別に行える。
IS03ではEメール/CメールとPCメールは個別のアプリとなっており、着信設定も異なる。PCメールとGmailにも着信設定はあるが、ランプの点滅パターンとカラーを設定する項目はない。
アドレス帳に登録したデータごとに、音声着信とメール受信時のランプの点滅パターンとカラーを個別に設定することも可能。着信音とバイブパターンも変更できる。
不在通知ランプにももちろん対応しており、音声着信があったときはエメラルド(グリーン)、Eメール/Cメールを受信したときはサファイア(ブルー)のカラーが点滅する。
IS03は「コンビネーション液晶」の1つとして、メインディスプレイ下部に40×208ピクセルのメモリ液晶を搭載している。タッチ操作に対応しており、MENU/ホーム/クリア/検索の4つの操作キーとして利用できる。
ディスプレイが消灯した状態では時刻、バッテリー残量、着信などの新着情報、マナーモードの設定状況などが常時表示されるので、ケータイを時計代わりに使っている人には便利な仕様だ。ここで側面のシャッターキーを押すと、歩数計の歩数とカロリー数も確認できる。ただし、EZニュースEXのテロップ、当日の予定、新着メールの差出人や件名を表示させるといったことはできない。
IS01に引き続き、IS03は視認性に優れた「モリサワ新ゴR」を内蔵しており、初期状態ではこのフォントが設定されている。このほかに「LC明朝」「SHクリスタルタッチ」「Droid Sans」も内蔵しており、「設定」→「サウンド&画面設定」→「文字フォント切替」から変更できる。
IS01では終話キーからアプリを終了、ホームキーからホーム画面に戻れるが、IS03は終話キーを備えておらず、トップ画面を除き、アプリ起動画面からワンタッチで終了することは基本的にはできない。アプリを終了させるには、ホーム画面右下のアイコンを押す、またはホームキーの長押しでアプリ一覧を呼び出して終了させるか、アプリのトップ画面表示時にクリアキーを押す必要がある。ただし起動中アプリ一覧から全アプリを一括で終了させることはできない。より効率よくアプリを終了させたければ、「Advanced Task Killer」などのタスク管理アプリを使った方がいいだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.