海外プリペイドSIM+無線LANルータ導入マニュアル──「タイ・バンコク」編「1日数百円」で海外定額データ通信(3/3 ページ)

» 2011年01月24日 17時00分 公開
[山根康宏,ITmedia]
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USBモデムの安価なセットも購入できる

photo USBモデムはPC系ショップ店頭などで普通に販売されている。プリペイドSIMカードとのセットパッケージもある

 もちろん、現地でUSBモデムとプリペイドSIMカードをセットにした商品を購入できるので、通信手段なしで訪れても大丈夫。前述の通り、日本での購入方法と違い、通信契約なしで単体購入できる。セット販売でなくともカウンター内にUSBモデムとプリペイドSIMカードが並んでいると思うので、これとこれを、と注文すればよいだろう。USBモデムの単体価格は1000〜2000バーツ前後とそこそこ安価。プリペイドSIMカードとともに購入しても日本円換算約5000円前後で購入できる。

 今回はTuremoveのパッケージを購入してみた。価格は1580バーツ(約4290円)で、USBモデム本体とプリペイドSIMカード、おまけのストラップもついていた。有効期限3カ月のSIMカードには、15時間分(3Gおよび2G)の利用権が付属する。

 モデムはHuawei製で、PCに差すとドライバと接続ツールの自動インストールが始まる。接続ツールの画面中央に「Truemove」の表示があり、画面左下のアンテナマークが立っている(サービスエリア内である)ことを確認したら「Connect」ボタンを押せば接続される。

 通信速度は下り2Mbps前後で、TOTと同様になかなか快適だ。課金は分単位なので、利用しない時は切断(Disconnect)することを心がけよう。

 なお、Trueは残高の確認表示が少々分かりにくいので注意したい。残高照会は接続アプリ画面のタブにある「USSD」→下のウインドウに「#123#」と入力すればセンターから残高の返信が届き、残高が表示されるのだが、こちらはデータ通信の利用時間ではなくプリペイドSIMカードで使える音声分数しか返信されない。自分で実際に何分使ったかは、自身で計算しなければならないようである。

photophotophoto 今回はTrueのオールインパッケージを購入。スティック型のHuawei製のUSBデータ通信端末とプリペイドSIMカードがセットになっている

 今回紹介したタイの3Gサービスはまだ始まったばかりで、複数の周波数方式が混在することも含めて少々分かりにくい点はある。ただ、今回紹介したTOTのMVNO各社の3GプリペイドSIMカードなどを使えば下り2Mbpsほどと、バンコク市内でも国内のモバイルデータ通信とそれほど変わらない速度で利用できる。もちろん、料金は割安だ。

 もう1つ、これまでの「海外プリペイドSIM+無線LANルータ導入マニュアル」では、日本通信「b-mobile WiFi」での設定例を説明していたが、海外のプリペイドSIMカードは残高照会を特定の電話番号に発信して行うものも多い。これから海外でも利用できる端末を用意するなら、スマートフォン(というか電話)としても利用できるテザリング対応のSIMロックフリー端末の入手を検討すると、さらに便利に使えそうだ。


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山根康宏 :香港在住の携帯電話研究家。一企業の香港駐在員時代に海外携帯電話に興味を持ち、2003年に独立。アジアを中心とした海外の携帯電話市場の状況や海外から見た日本の携帯電話市場についてなど、海外の視点からコラムや記事を日本のメディアに執筆するほか、コンサルティング活動も行う。携帯コレクターとしても知られ、2008年は100台以上携帯電話を購入。所有する海外端末数は600台以上(2009年3月時点)。






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