前述のようにシャープは国内3キャリアにダイヤルキー付きのAndroidを供給しているが、すべてがフィーチャーフォンのような操作感を提供しているかというと、そうでもない。なかでもソフトバンクモバイル向けのTHE HYBRIDシリーズは、ダイヤルキーの使い勝手などの完成度が高く、101SHはほかのスライドケータイから乗り換えてもあまり違和感を感じないだろう。
スペック面では決してハイスペックというわけではないが、ダイヤルキーの操作感などフィーチャーフォンユーザーも納得の使い勝手を提供している。もちろんワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信、緊急地震速報にも対応し、カラーバリエーションの豊富さなど、従来ケータイからスマホに乗り換えを検討している人には、有力候補の1台といえる。
また、Androidスマートフォンとしても防水防塵仕様のボディや、のぞき見を防ぐカラーベールビュー、晴天時の屋外などで一時的にディスプレイの輝度をアップするアウトドアビューなど、フィーチャーフォンで培った便利機能が搭載されており、国内メーカーらしい実用機能も特徴。通信速度は下り最大7.2Mbps/上り最大2Mbpsと、同意に発表されたほかの機種とやや見劣りするが、実効速度ではその差が小さくなるので、ミドルクラスではあまり問題がないだろう。
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