写真で解説する「AQUOS PHONE si SH-01E」

» 2012年08月28日 20時30分 公開
[小竹佑児(ゴーズ),ITmedia]
photo “小さすぎず大きすぎない”適度なサイズ感のボディ。男性の手でも持ちやすいほとよい大きさだ

 「AQUOS PHONE si SH-01E」は、withシリーズに属しながら、下り最大75Mbps、上り最大25MbpsのXiに対応するフルスペックモデル。機種名の「si」は、「Stylish」「Smart」「Innovative」を意味しており、幅広い層に受け入れられる上質なデザインと、上位機種に引けを取らない高度な機能性を両立させた。発売予定は10月、価格は1万円台半ば〜後半を予定している。

 女性の小さい手でも操作しやすい幅59ミリのコンパクトなボディを採用。重さは約115グラムと軽く、背面も緩やかにラウンドしていて持ちやすい。ボディはIPX5/7の防水、IP5Xの防塵に対応し、カラーはピンクとホワイトの2色が用意される。ワンセグ、赤外線通信、おサイフケータイといったケータイの定番機能にも対応。なお、ワンセグを視聴するには、付属のワンセグアンテナケーブル「SH01」を接続する必要がある。

photophoto 左側面に3.5ミリのイヤフォンジャック、外部接続端子、ストラップホール(写真=左)、右側面に音量調整ボタンを配置(写真=右)
photophoto 本体上部には電源キーがあり(写真=左)、下部にはボタン類はない(写真=右)
photo ボディカラーはピンクとホワイトの2色を用意

 ディスプレイにはシャープ独自の「高透過CGSilicon液晶」を採用した4.1インチQHD液晶(540×960ピクセル)を搭載。実物により近い色彩で映像を表示する「ナチュラルモード」に対応する画質調整技術「SVエンジン4」もサポートする。説明員によれば、ユーザーにアンケート調査を行ったところ、最も人気が高かったのが4インチ前後だったことから、このサイズを採用したそうだ。

photophoto 4.1型液晶を採用。液晶パネルを狭額縁化し、正視すると全面がディスプレイに見えるようなデザインになっている(写真=左)。「画質モード」は「標準」「ダイナミック」「ナチュラルカラー」「スーパービビッド」の4種類から選択可能(写真=右)

 OSにはAndroid4.0を採用。チップセットには1.5GHzのデュアルコアCPU搭載の「MSM8960」を採用する。また、シャープ独自のタッチ操作チューニング「ダイレクトトラッキング技術」もサポートしており、指の動きを忠実に認識する。展示されていたモデルも滑らかに操作でき、操作途中に突っかかりを感じることはなかった。

photo 1660mAhのバッテリーを搭載。microSDやSIMカードはバッテリーを取り外して装着する仕様

 バッテリー容量は現在発売中の夏モデルの中ではやや小さい部類に入る1660mAh。今回発表されたスマートフォン3機種のなかでは最も小さい(「Optimus G L-01F」は2210mAh、「Ascend HW-01E」は1800mAh)。16Gバイトの大容量内蔵メモリを備えるほか、最大64GバイトのmicroSDXCにも対応する。テザリングも利用でき、最大5台までの同時接続が可能だ。

 カメラは1210万画素の裏面照射型CMOS。明暗差が激しいシーンでも適切な明るさで撮影できる「HDR(ハイダイナミックレンジ)」のほか、約0.4秒でカメラが起動する「ON速起動」に対応(Feel UX使用時のみ利用可能)、また、タイムラグなしに次々と撮影できる「連撮モード」に対応するほか、動画はフルHDサイズ(1080×1920ピクセル)での撮影が可能だ。

photophotophoto 明暗差が著しい場所でも適正露出を得られる「HDR」機能に対応(写真=左)。連続撮影機能「連撮モード」に対応。試用してみると写真の保存がスピーディで小気味よく撮影できた。なお、撮影サイズは最大3Mバイトまでに制限される(写真=中)。シーン自動検出にも対応。シーンモードは標準、人物、夜景+人物、風景(自然)、夜景、料理、テキスト、セピア、モノクロの9種類から選べる(写真=右)

 UI(ユーザーインタフェース)には「docomo Pallete UI」と、シャープ独自の「Feel UX」を搭載。従来機と同様、「アプリ」「ウィジェット」「ショートカット」の3列を左右のフリックで切り替えられる「3ラインホーム」が利用できる。また、ブラウザ利用時に画面の両端を中央にフリックして引き出す「クイックツールボックス」にも対応。戻る/進む、ブックマーク、再読み込みなどの操作メニューを素早く呼び出して実行できる。

photophotophoto 夏モデルから搭載された「Feel UX」のホームUI「3ラインホーム」にも対応(写真=左)。ロック解除画面も従来機を踏襲したFeel UXの仕様に変更可能。カギのアイコンを下方向にフリックするとロックが解除されるほか、時刻表示を左右にフリックすると天気などの情報を表示できる(写真=中)。ブラウザ使用時に両サイドのいずれかを中央に向かってフリックすると表示される「クイックツールボックス」。ブックマーク、新規タブ、タブ一覧、戻る、再読み込み、進むの6つの操作メニューが表示される(写真=右)

 液晶テレビ「AQUOS」やレコーダー「AQUOSブルーレイ」などとWi-Fi接続して写真や動画を共有できる「SmartFamilink」にも対応。好みの音質で迫力ある映像を視聴できる「Dolby Mobile v3」もサポートし、多彩なコンテンツを臨場感ある音質で楽しめる。このほか、Bluetooth3.0、満員電車などで役立つのぞき見防止機能「カラーベールビュー」、独自の省エネ技術「エコ技」、緊急速報「エリアメール」、あんしん遠隔サポートなど多彩な機能に対応する。NOTTVとおくだけ充電には対応しない。

photophoto 手軽にPCやTVなどとの接続設定を行えるシャープ独自の機能「SmartFamilink」を利用可能(写真=左)。消費電力を抑えられる機能「エコ技」にも対応。標準、技アリ、お助けの3つから節電の設定を選択できる(写真=右)

 派生モデルとして、英・ロンドン発のファッションブランド「Vivenne Westwood」とのコラボモデル「SH-01EVivenne Westwood」も限定3万台で用意。ボディ背面に同ブランドの代表的モチーフ「オーブ」をあしらった大胆なカモフラージュ柄を採用する。本機にはオリジナルのメニューやきせかえツールや壁紙がプリインストールされ、限定デザインの個装箱も付属する。

photophoto 限定3万台の「SH-01E Vivenne Westwood」。同ブランドの象徴「オーブ」を幾重にも重ねて塗装することで立体感のあるデザインが個性的

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