「AQUOS PHONE si SH-01E」は、withシリーズに属しながら、下り最大75Mbps、上り最大25MbpsのXiに対応するフルスペックモデル。機種名の「si」は、「Stylish」「Smart」「Innovative」を意味しており、幅広い層に受け入れられる上質なデザインと、上位機種に引けを取らない高度な機能性を両立させた。発売予定は10月、価格は1万円台半ば〜後半を予定している。
女性の小さい手でも操作しやすい幅59ミリのコンパクトなボディを採用。重さは約115グラムと軽く、背面も緩やかにラウンドしていて持ちやすい。ボディはIPX5/7の防水、IP5Xの防塵に対応し、カラーはピンクとホワイトの2色が用意される。ワンセグ、赤外線通信、おサイフケータイといったケータイの定番機能にも対応。なお、ワンセグを視聴するには、付属のワンセグアンテナケーブル「SH01」を接続する必要がある。
ディスプレイにはシャープ独自の「高透過CGSilicon液晶」を採用した4.1インチQHD液晶(540×960ピクセル)を搭載。実物により近い色彩で映像を表示する「ナチュラルモード」に対応する画質調整技術「SVエンジン4」もサポートする。説明員によれば、ユーザーにアンケート調査を行ったところ、最も人気が高かったのが4インチ前後だったことから、このサイズを採用したそうだ。
OSにはAndroid4.0を採用。チップセットには1.5GHzのデュアルコアCPU搭載の「MSM8960」を採用する。また、シャープ独自のタッチ操作チューニング「ダイレクトトラッキング技術」もサポートしており、指の動きを忠実に認識する。展示されていたモデルも滑らかに操作でき、操作途中に突っかかりを感じることはなかった。
バッテリー容量は現在発売中の夏モデルの中ではやや小さい部類に入る1660mAh。今回発表されたスマートフォン3機種のなかでは最も小さい(「Optimus G L-01F」は2210mAh、「Ascend HW-01E」は1800mAh)。16Gバイトの大容量内蔵メモリを備えるほか、最大64GバイトのmicroSDXCにも対応する。テザリングも利用でき、最大5台までの同時接続が可能だ。
カメラは1210万画素の裏面照射型CMOS。明暗差が激しいシーンでも適切な明るさで撮影できる「HDR(ハイダイナミックレンジ)」のほか、約0.4秒でカメラが起動する「ON速起動」に対応(Feel UX使用時のみ利用可能)、また、タイムラグなしに次々と撮影できる「連撮モード」に対応するほか、動画はフルHDサイズ(1080×1920ピクセル)での撮影が可能だ。
UI(ユーザーインタフェース)には「docomo Pallete UI」と、シャープ独自の「Feel UX」を搭載。従来機と同様、「アプリ」「ウィジェット」「ショートカット」の3列を左右のフリックで切り替えられる「3ラインホーム」が利用できる。また、ブラウザ利用時に画面の両端を中央にフリックして引き出す「クイックツールボックス」にも対応。戻る/進む、ブックマーク、再読み込みなどの操作メニューを素早く呼び出して実行できる。
液晶テレビ「AQUOS」やレコーダー「AQUOSブルーレイ」などとWi-Fi接続して写真や動画を共有できる「SmartFamilink」にも対応。好みの音質で迫力ある映像を視聴できる「Dolby Mobile v3」もサポートし、多彩なコンテンツを臨場感ある音質で楽しめる。このほか、Bluetooth3.0、満員電車などで役立つのぞき見防止機能「カラーベールビュー」、独自の省エネ技術「エコ技」、緊急速報「エリアメール」、あんしん遠隔サポートなど多彩な機能に対応する。NOTTVとおくだけ充電には対応しない。
派生モデルとして、英・ロンドン発のファッションブランド「Vivenne Westwood」とのコラボモデル「SH-01EVivenne Westwood」も限定3万台で用意。ボディ背面に同ブランドの代表的モチーフ「オーブ」をあしらった大胆なカモフラージュ柄を採用する。本機にはオリジナルのメニューやきせかえツールや壁紙がプリインストールされ、限定デザインの個装箱も付属する。
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