DIGNO DUALは公式的にテザリングが利用できない仕様となっており、設定メニューを見ても初期状態ではテザリングを利用するための項目がない。では端末自体にテザリング機能が搭載されていないのか? というとそうでもなく、単にテザリングをオンにする設定項目を隠しているだけに過ぎないようだ。
そのため、外部アプリなどでテザリング機能にアクセスする手段を見つけられれば、DIGNO DUALでもテザリングを利用できる。ネット上にはその方法を紹介しているWebページがいくつかあるが、いずれも非公式な使い方になるので本項では具体的な方法の紹介は避けたい。テザリングの利用に際しては全て自己責任となること、またキャリアやメーカーが何らかの対策を取る可能性を十分に留意しておこう。なお、テザリング利用時の請求額は定額の範囲内となるようだ。
DIGNO DUALは普通のAndroidスマートフォンであり、Youtubeについては専用アプリがプリセットされている。ニコニコ動画については再生アプリをGoogle Playからダウンロードする必要があるが、もちろん利用可能だ。
Wi-Fi環境下ならどちらも非常に快適な視聴が可能で、高画質設定でもコマ落ちやバッファ容量の不足による再生停止などは起こらなかった。しかし3G環境では通信速度が足りず、低画質モードでもバッファが追い付かずに再生が停止することが頻繁にあった。外出先で視聴するのは少々厳しいかもしれない。
SkypeもLINEもアプリをインストールすれば利用可能だ。Skypeではメッセンジャーと音声通話、さらにビデオチャットも試したが、どれも非常に快適に利用できた。特に音声通話は電波状態の良いところであれば、3G回線を用いた通話よりも鮮明で綺麗な音声通話が可能な上に、3G回線による通常の通話と違って通話料金が掛からないメリットがある。Skypeを利用している仲間がいるなら、PHS回線以外の通話にはSkypeを使うのも良いかもしれない。ただしバッテリー消費が激しいため、長時間の利用には向かないことは留意しておこう。
LINEは20代前半や10代後半のユーザーが多いコミュニケーションツール。SMS感覚で不特定多数とチャットを楽しめるのが特徴で人気を博しているが、こちらもDIGNO DUALで快適に使えた。LINEも音声通話に対応しており、こちらの通話もSkype同様に鮮明な音声で利用できた。
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