「TotalMount Apple TV Mounting System」ですっきり収納

» 2012年12月20日 08時45分 公開
[園部修,ITmedia]

 iPhoneやiPadユーザーも多いITmedia Mobileの読者には、「Apple TV」を愛用している人も多いのではないだろうか。Apple TVがあれば、iTunesから映画のレンタル/購入ができたり、「Hulu」のような映像配信サービスが利用できたり、iPhoneなどの映像や写真を無線LAN(Wi-Fi)経由でテレビに映し出せたりと、テレビの用途が広がる。

 ではApple TVユーザーは、どこにその本体を設置しているのだろうか。テレビ用のラックがあれば、その中や、天面にそのまま置いている人が多いだろう。Apple TVの背面には太い電源ケーブルとテレビとつなぐためのHDMIケーブルを取り付ける必要があることを考えると、設置場所はある程度限られてくる。

Photo Innovelis TotalMount Apple TV Mounting System

 そんなApple TVを、いっそテレビの裏に付けてしまおう!というアイデア商品が、プレアデスシステムデザインが販売するInnovelis製の「TotalMount Apple TV Mounting System」(以下TotalMount)だ。

 TotalMountは、Apple TV(Late 2010/Early 2012)を固定するためのマウント本体と、固定用のパーツを同梱した製品だ。マウントをテレビに取り付けるためのフック、壁面に取り付けたテレビの壁掛け器具に取り付ける面ファスナー(ベルクロ)付きテープ、壁に固定するためのネジが用意されており、取り付け方に合わせて選べる。

 テレビに取り付けるためのフックは、テレビ背面の通気口を利用するのだが、多様な通気口の形状に合わせられるよう、3種類の異なる形のフックがある。1つはシンプルな細いツメが1本のもの。もう1つは太いツメが1本あるもの。さらにツメが2本あるものも用意されている。ツメはマウント本体の取り付け穴にはめ込んで使用する。取り付け穴は、左右に幅9ミリほどの領域として用意されており、ツメとツメの間は最小で95ミリほど、最も離した状態では113ミリほどになる。つまり、テレビ側にはこの範囲に収まる通気口が必要だ。購入前に、テレビの背面を確認しておくといいだろう。一部のテレビはほどよい通気口がなかったり、通気口の穴が丸かったりする。

PhotoPhotoPhoto 取り付け用のフックは3種類同梱されている。通気口の形状居合わせて選べる
PhotoPhoto 2つのツメの幅は最小で95ミリほど、最も広げた状態では113ミリほど

 取り付けは非常に簡単で、マウントにApple TVをはめて、ツメを付けてテレビの背面にぶら下げるだけだ。Apple TVのケーブル類は下になるように設置する。また、なるべくテレビの上部に近い場所に設置する方がいい。リモコンからの赤外線を受信する必要があるからだ。

Photo ケーブル類が下になるようにマウントにはめてテレビの裏にぶら下げる
PhotoPhoto 左は丸い通気口を備えたテレビに取り付けた様子。ツメが2本あるフックを利用した。若干不安定ではあるが、本体が軽いのでなんとかぶら下がった。右はプレアデスシステムデザインが用意している設置イメージ。背面のスリットの形状は多様なので、購入前にぜひ確認しておきたい

 実際に家のテレビに付けてみたが、テレビの周りがすっきりするのでなかなかいい。また、取り付け前は想定していなかったのだが、リモコンをテレビの下に向けるのではなく、天井に向けて操作できるようになるので、かなり便利になったと感じた。ちなみに天井が高い家などでは、この方法で設置するとリモコン操作ができなくなってしまう可能性がある点は気を付けたい。

PhotoPhoto TotalMountを使ってApple TVをテレビの裏側に付けると、リモコンを下に向ける必要がなくなり、上向きに持ったまま操作できるようになるというメリットも

 プレアデスシステムデザインの直販サイト、MacPerfectでの販売価格は3280円。すでに販売が開始されてから時間が経っている製品だが、Apple TVユーザーはぜひチェックしておきたい一品と言える。

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