ソフト面の大きなトピックが、複数のアプリを1画面で利用できる「Qスライド」の進化。Optimus Gに搭載された従来のQスライドは、動画やワンセグをホーム画面やほかのアプリ画面と重ねて表示するものだった。Optimus G Proの新しいQスライドは、PCのGUIのようにマルチウィンドウ表示が可能になった。同時に起動できるアプリは動画/ブラウザ/カレンダー/電卓など最大2つまで。すでに起動しているアプリ(ホームアプリも含む)と合わせて、同時に3つのアプリを表示できる。
マルチウィンドウ化で従来のQスライドよりも操作の自由度が上がっており、対応アプリも増えた。Optimus Gで実現した「ながら機能」をさらに便利にしたもので、5インチフルHDのディスプレイと高い処理能力を生かした象徴的な新機能といえるだろう。
また面白いと思ったのが、赤外線通信を使った家電リモコン機能。同様のアプリはサードパーティ製でもいろいろあるが、Optimus G Proは赤外線ポートの位置をわざわざ端末上部にして、自然なリモコン操作が行えるようにした。またロック画面でホームキーを長押するとリモコンが表示されるなど、プリセットアプリとしての作り込みがなされている。


ロック画面(写真=左)の解除はピンチアウト操作で行う。このディスプレイテーマでは、指の動きに合わせて水滴のグラフィックが広がるのが面白かった(写真=中央)。デフォルトのホーム画面はdocomo Palette UI(写真=右)

壁紙などのテーマを4種類プリセットしている(写真=中央)。ホームの長押でアプリの起動履歴を表示。一括消去やタスクマネージャーを起動するボタンも用意されている(写真=中央)。ホームボタンにはLEDがあり、着信時などの光り方を設定できる
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