トグル入力と手書き入力が併用できる「手書き文字入力(NX!input)」は、筆者には扱いにくかった。トグル入力時に思わずフリック入力の動作をしてしまうと、意図せず手書き入力が起動するからだ。画面をスライドさせるつもりがなくても、ちょっとした指の動きで誤動作が起きてしまうのはストレスに感じた。また、手書きの文字が途中でぷつぷつと切れたり、正しく文字が認識されなかったりすることがあり、手書き入力は慣れるまで時間がかかりそうだと感じた。走り書きなど、素早い入力の認識は優秀だった。

「手書き文字入力(NX!input)」は、テンキーの上から手書き入力が可能。誤作動が起きやすいので慣れが必要だ(写真=左)。「r」を書いたが、片手操作では、どこかぐにゃりとした線になってしまう(写真=右)キーボードはサイズの調整が可能で、片手でも操作しやすくできる。高さと幅を調整するボタンをスライドさせる仕組みで、キーボードの位置を動かすことはできない。ただ、サイズを調整しても誤作動を気にしながらのNX!inputでの片手入力は慣れが必要そうだ。
また、横向きで使うとキーボードの面積が増えて操作しやすくなる。顔文字の種類も豊富で、よく使う顔文字がある場合に便利な履歴機能もある。
写真で解説する「ARROWS A 202F」
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