富士通端末ではおなじみの、使いやすさに配慮した「ヒューマンセントリックエンジン」を搭載する「ARROWS A 202F」には、さまざまな便利機能がある。ソフトバンクモバイルの前機種「ARROWS A 201F」の機能をほぼそのまま継承しているが、あらためてその内容や使い勝手を見ていこう。
まず、画面端から中央に向かって指をスライドさせると表示される「キャプメモ」と「スライドインランチャー」だ。それぞれ簡単な操作で画面の保存とアプリの起動が行える。キャプメモでは、書き込みをしたり、蛍光マーカーで線を引いたりできる。地図やスケジュールなどにメモ書きをして、そのままメールで送ることも可能だ。なお、初期状態ではキャプメモは右下から、スライドインランチャーは左下からスライドさせると現れるが、開始位置は変更できる。
ほかにも、素早く端末を振ることで画面の自動回転を元通りにする「戻ってシェイク」、本体を握る手が画面に触れていても構わず操作できる「うっかりタッチサポート」、目にやさしい「ブルーライトカットモード」など、ちょっとした不便を快適に変える機能を備えている。
端末を持っている場合に画面が消えない「持ってる間ON」では、Webサイトやニュース記事などをじっくりと読める。筆者はスマートフォンで情報収集することが多いので、いちいち画面をタップする必要がないことはありがたかった。また、左利きの筆者にとっては、片手操作時のタッチ精度を上げる「利き手」機能も重宝する。「自分からだ設定」では、誕生日や身長を登録すると、それに合わせて画面の色合いや音声を調整する。このように、202Fには、さまざまな利用シーンに配慮した機能が豊富にそろっている。
202Fのロック画面では、左にスワイプするとそのままカメラが起動する。カメラ起動画面でさらに左にスワイプすると、撮影した写真の確認も可能だ。ワンタッチの簡単操作で、撮影から写真の確認までの一連の動作を行える。
画面右下のメニューキーでは、「ホームテーマ変更」「アイコン変更」などができる。ウィジェットも、歩数計や温湿度計などさまざまなものがあり、自由にカスタマイズ可能だ。特にアイコンはデザインやカラーもさまざまで、自分好みの設定にすることでホーム画面に愛着がわく。ただし、ホームアプリが「NX!ホーム」時のみ有効だ。
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