ESETは、セキュリティ情報を集約して公開する自社ポータルサイト「WeLiveSecurity.com」で、「Androidを安全に保つための5つのヒント」を公開した。ESETは、マルウェア検出技術関連製品を開発しているスロバキアに本社を置く企業で、日本ではキヤノンITソリューションが扱っている。
Androidを安全に保つための5つのヒントでは、以下の5項目においてユーザーの注意を促している。
ユーザーの“私物”Androidデバイスを仕事で使う場合、そのデバイスに保存するデータは暗号化して利用べきだ。暗号化の設定は、Androidの設定メニューから「セキュリティ」(または、ロックとセキュリティ)>「暗号化」で行える。ただし、暗号化をすると動作が重くなる。
AndroidのパターンロックやPIN番号ロックは、ディスプレイを指でなぞった跡や“番号の総当たり組み合わせアタック”などの方法で破られる可能性が高い。その場合でも、無料のロック設定アプリなどを利用してアプリレベルでセキュリティをかけると、最初のロックが破られても時間を稼ぐことができる。
Androidデバイス本体は、常に情報漏洩の危険がある。DropboxやGoogle Driveなどのオンラインストレージもリスクがあるので、可能ならばパスワードをかけておきたい。電子メールのアドレスや銀行口座の情報などをノートタイプのオンラインアプリに書き込んではいけない。Webブラウザにはパスワードを記憶させてもいけない。
ユーザーに不安を喚起してリンク先にアクセスさせる詐欺に騙されるユーザーは依然として多い。ユーザーはリンク先にアクセスする前に、リンク先を調べるようにしたい。
多くのAndroidデバイスには、デバイスの場所を把握できるトラッキングアプリや紛失時のデータ消去アプリ、そして、データのバックアップアプリを最初から用意している。ユーザーはこれらのアプリや機能、サービスを積極的に利用してほしい。
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